リーダー行動50の紹介 No.08「上司の補佐」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.08「上司の補佐」 ~マネジメントをサポートする~
■「上司の補佐」とは
上司の補佐とは、上司の役割を助け、補うこと。
組織全体を良くするために、自チームの仕事をやりやすくするために、職場リーダーは上司を補佐します。上司と同じ目線になり、上司が補佐して欲しいことを理解し、意思決定に有益な情報を提供して、上司ができないことを代わりに行います。
■「上司の補佐」のチカラを高めるには?
1.上司が補佐して欲しいことを理解している
- 上司と話し合い、また、上司の仕事を観察して、補佐して欲しいことを理解する
- 上司は職場をマネジメントすることから、補佐するリーダーもマネジメントを理解する
- 具体的には、目標管理・問題解決・部下育成・職場づくりのチカラを高め、補佐する
2.上司の意思決定に有益な情報を提供している
- 上司は、組織の方向性にそって意思決定するし、上司のそのまた上司の意向も気になる
- そこで、リーダーも、経営計画や上層部の意向などを理解して、関連する情報を提供する
- また、市場・技術の動向やメンバーの活動状況など現場ならではの情報も提供する
3.上司ができないことを代わりに行っている
- 上司が不在、または上司が苦手とすることがあれば、上司とリーダーシップを分け合う
- 例えば、進捗管理・問題解決・部下育成・勤怠管理などを分担・代行する
- ただし、権限を越えた行為をしないよう注意する
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斎田真一(かえる先生)
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