リーダー行動50の紹介 No.06「率先垂範」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.06「率先垂範」 ~自ら示して方向づける~
■「率先垂範」とは
率先垂範とは、人の先頭に立って行動して、模範を示すこと。
リーダーが先頭に立って手本を見せれば、リーダーの価値観や考え方を示し、チームを方向づけることができますし、メンバーの納得感と能力も高まります。リーダーは、日ごろから率先行動を心がけ、率先行動の目的を明確にして、タイミングと量を調整します。
■「率先垂範」のチカラを高めるには?
1.率先して行動しようと心がけている
- メンバーは、リーダーの一挙手一投足を見て、信頼してから行動する
- メンバーからの信頼されるためにも率先して行動する
- 率先して仕事に取り組めば、仕事のコツがつかめ生きた指導に役立つ
2.率先行動の目的が明確である
- 過剰な率先行動すると、チーム管理の時間がとれない
- そこで率先行動の目的(指導、動機づけ、方針浸透など)を明確にする
- 過剰な率先行動は控え、チームを管理する時間をとる
3.率先行動のタイミングと量を調整している
- 過剰な率先行動はメンバーの主体性や学習機会を奪うことにも
- 率先行動のタイミングと量(いつ、どれくらい)を調整する
- 「以降はたのむね」と率先行動の終結を宣言し、自覚をもたせる
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斎田真一(かえる先生)
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