リーダー行動50の紹介 No.20「ビジョン形成」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.20「ビジョン形成」 ~チームの理想の姿を描く~
■「ビジョン形成」とは
チームの使命や理想像があると、一体感が高まり、仕事の判断基準となり、資源を集中化できます。リーダーは、努力で到達できる2 ~ 3 年後の理想像であるビジョンを描き、メンバーが共感できる内容に仕上げ、リーダーの思いも盛り込みます。
■「ビジョン形成」のチカラを高めるには?
1.努力することで到達できる2~3年後のチームの理想像になっている
- ビジョンには、項目(何を)、水準(どのレベルまで)、期限(いつまでに)が必要
- 項目と水準は、皆が協力・工夫して努力しないと到達できないものに
- 期限は、ホップ・ステップ・ジャンプの3段階ぐらいで、2~3年後に到達できるものに
2.メンバーが共感できる内容になっている
- ビジョンは、メンバーにわくわくと共感されてこそ、その後の活動が意欲的になる
- 例えば、チームの理想の姿を、イメージしやすい言葉で表現する
- 他に、お客様や社会への貢献を実感できる言葉、メンバーの能力を発揮させる言葉も有効
3.リーダーとしての思いが盛り込まれている
- ビジョンは、チームがどうあるべきか・どうすべきかといったリーダーの思いを盛り込む
- うまくいかなかった経験や大きな決断をしたときの判断基準をふりかえり、思いに生かす
- リーダー自身やチームが大切にしているや価値観も反映する
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斎田真一(かえる先生)
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