リーダー行動50の紹介 No.37「動機づけ」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.37「動機づけ」 ~意欲を高めて行動につなげる~
■「動機づけ」とは
動機づけとは、メンバーの意欲を高めて行動につなげるために、働きかけること。
メンバーの意欲を高め、行動につなげ、成果をあげさせるためには、動機づけが大切です。リーダーは、メンバーが何に動機づくかを知り、動機が高まる言葉を投げかけ、行動しやすいように環境を整えます。
■「動機づけ」のチカラを高めるには?
1.メンバーが何に動機づくかを知っている
- 「二要因理論」を参考に、日ごろの会話や観察からメンバーが何に動機づくかを把握する
- 例えば、チーム方針、作業条件、給与、人間関係が満たされないほど意欲が下がる
- 一方、仕事のやりがい、責任、達成感、承認・称賛が満たされると意欲が上がる
2.メンバーの動機が高まる言葉を投げかけている
- メンバーに仕事を依頼するときは期待を添え、仕事を終えたら感謝や労いの言葉をかける
- 成果やプロセスの振り返りでは、良い点と改善点ともにフィードバックする
- メンバーが大切にしている考えを盛り込むと自尊心を満たすことができる
3.メンバーが行動しやすいように環境を整えている
- メンバーがぶつかりそうな障害を先回りして取り除く
- 例えば、ミスしそうな点を先に教える、参考資料を渡しておく、周囲にサポートを頼む
- 成果発表の場をつくる、相談にのれる先輩をつけるなど、行動を促進する環境も整える
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斎田真一(かえる先生)
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