リーダー行動50の紹介 No.34「リスク管理」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.34「リスク管理」 ~予防や発生時の対処を管理する~
■「リスク管理」とは
リスク管理とは、好ましくない事態(リスク)が発生しないよう予防すること、または発生を想定して事前に対処すること。
リスクを放置すると、問題が発生・拡大したり、予期せぬ副作用が生じたりします。リーダーは、リスクを洗い出して優先づけ、予防策と対処策を策定し、実行・評価・改善します。
リスクを放置すると、問題が発生・拡大したり、予期せぬ副作用が生じたりします。リーダーは、リスクを洗い出して優先づけ、予防策と対処策を策定し、実行・評価・改善します。
■「リスク管理」のチカラを高めるには?
1.リスクを洗い出して優先づけている
- 多方面から情報を収集・分析し、あらゆる可能性を考慮しながら、リスクを多く洗い出す
- 情報にもとづく論理的な洗い出しだけでなく、経験にもとづく直観的な洗い出しも行う
- 洗い出したら、発生確率とリスクが与える影響度から、リスクを優先づける
2.リスクの予防策と対処策を策定している
- 優先度の高いリスクについて、次の5つの観点から予防策・発生時の対処策を策定する
- 1発生させない、2発生確率の低減、3発生時の影響度の低減、4第三者に転嫁、5受け入れ
- 新たなリスクが想定されるときは追加策を考え、リスクがなくなれば策定リストから外す
3.リスクの予防策と対処策を実行・評価・改善している
- 予防策・対処策を実行するとき、ヒト・モノ・カネ・時間が浪費しすぎないよう注意する
- 予防策でリスクは生じなかったか、対処策でリスクは解消・軽減されたかを評価する
- 予防策・対処策の結果について要因を分析し、改善する
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斎田真一(かえる先生)
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