リーダー行動50の紹介 No.30「問題発見」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.30「問題発見」 ~正しく発見して認識を一致させる~
■「問題発見」とは
問題発見とは、あるべき状態と現実の状態のギャップである問題を見つけること。
目標達成に向けて活動していると様々な問題にぶつかります。問題を正しく発見しないと、解決はうまくいきません。リーダーは、あるべき状態を明らかにし、現実の状態を的確にとらえて、問題を正しく認識してメンバーと一致させます。
目標達成に向けて活動していると様々な問題にぶつかります。問題を正しく発見しないと、解決はうまくいきません。リーダーは、あるべき状態を明らかにし、現実の状態を的確にとらえて、問題を正しく認識してメンバーと一致させます。
■「問題発見」のチカラを高めるには?
1.あるべき状態が明らかである
- 事をなすあるべき状態は、チームのビジョン、目標、仕事の基準など
- 人をいかすあるべき状態は、チームの目的や約束事、育成目標、助け合いや相乗効果など
- あるべき状態が見えないときは、到達する姿・状態(To Be)を探すか創る
2.現実の状態を的確にとらえている
- 現実の状態は主観的な憶測・見解ではない
- 現実の状態は「従業員調査で意欲が前年比20%減」など客観的な事象やデータでとらえる
- 現実の状態とあるべき状態とのギャップから、「意欲の低下」と、問題として意味づける
3.問題を正しく認識している
- あるべき状態と現実の状態がともに数値で表せる場合は、ギャップ(問題)が明確
- 数値で表せない場合は、言語でわかりやすくギャップを表現する
- 問題として取りあげる理由や背景も含めて説明することで、関係者の理解・協力を得る
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斎田真一(かえる先生)
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