リーダー行動50の紹介 No.29「調整」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.29「調整」 ~チーム活動を円滑にする~
■「調整」とは
調整とは、チームの活動を円滑に行うために、チーム内外の関係者に働きかけること。
チーム内外の関係者と利害を調整すれば、チーム活動が円滑になります。リーダーは、調整はリーダーの大切な仕事であることを認識し、調整する前に落としどころを決め、調整を効率的に進め、メンバーや上司も巻き込みます。
チーム内外の関係者と利害を調整すれば、チーム活動が円滑になります。リーダーは、調整はリーダーの大切な仕事であることを認識し、調整する前に落としどころを決め、調整を効率的に進め、メンバーや上司も巻き込みます。
■「調整」のチカラを高めるには?
1.調整する前に落としどころを決めている
- 利害対立における調整では、痛み分けやどちらかの譲歩では、双方が満足できないことも
- そこで、全体最適の視点から、双方が満足できるWin-Win の状態を考える
- 全体最適の視点から、譲れること・譲って欲しいことを考え、落としどころを決めておく
2.調整を効率的に進めている
- 相手の責任者(権限を持ち、人柄に優れ、こちらの言い分も聞いてくれる人)を見つける
- リラックスした雰囲気で関係を築き、こちらの要請をはっきり伝え、相手の言い分も聞く
- 主張の奥にある本音やこだわりを見つけ、一致点・不一致点が明らかにする
3.調整にメンバーや上司を巻き込んでいる
- リーダーが調整しても、専門的なことがわからず、メンバーの主体性も高まらないことも
- そこで、調整にメンバーを同席させたり、簡単な調整はメンバーに任せたりする
- リーダーでは調整が難しいときは上司に依頼し、落としどころを進言し、上司を補佐する
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斎田真一(かえる先生)
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