リーダー行動50の紹介 No.25「資源活用」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.25「資源活用」 ~資源を効率的に使い価値を高める~
■「資源活用」とは
資源の活用とは、仕事の価値を高めるために、必要となる資源を効率的に使用すること。
組織活動では、ヒト・モノ・カネ・情報などの資源を調達し、適材適所に投入して、上手に使用しながら、高い価値を生み出します。リーダーは、チームがもっている資源を把握し、効率的に活用します。また、本当に増やす必要がある資源だけを調達します。
■「資源活用」のチカラを高めるには?
1.チームがもっている資源を把握している
- 資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報など
- チームに資源がどれくらいあるか、どのように活用できるかを把握する
- 特に、ヒトと情報は、組織に固有の資源なので、スキルマップを作成して有効に活用する
2.資源を効率的に活用している
- 資源の効率的な活用は、投入「資源」の増減と産出「価値」の高低から、5パターンある
- リーダーは、5つのパターンを切り口に、資源を効率的に活用する方針を定める
- 資源を減らすだけでなく、資源を増やして価値を高める(機会損失を防ぐ)発想も必要
3.本当に増やす必要がある資源を調達している
- 資源が限られる現場では、本当に増やす必要がある資源であるかをよく考え、調達する
- 現場リーダーは、資源を調達する権限を持っていないことが多いため、上司に具申する
- その際、資源の品目・量・金額と、何の価値が・どれくらい高まるかを明らかにする
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斎田真一(かえる先生)
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