リーダー行動50の紹介 No.21「目標設定」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.21「目標設定」 ~ゴールを決めて集中する~
■「目標設定」とは
目標設定とは、一定期間に達成するゴールを決めること。
目標があると、ゴールである到達状態がわかり、資源を集中投入でき、達成すれば達成感を味わえます。リーダーは、周囲からの期待を把握し、取り組みテーマを重点化して、期限や水準を客観的に測定できる目標を設定します。
目標があると、ゴールである到達状態がわかり、資源を集中投入でき、達成すれば達成感を味わえます。リーダーは、周囲からの期待を把握し、取り組みテーマを重点化して、期限や水準を客観的に測定できる目標を設定します。
■「目標設定」のチカラを高めるには?
1.周囲からの期待を把握している
- 無暗に目標を設定すると、内容に妥当性がなく、周囲の理解・納得・協力を得られない
- そこで、目標を設定する前に、予め周囲からの期待を把握しておく
- 期待とは、上司からの方針、顧客ニーズ、メンバーからの要望、関連部門からの要請など
2.取り組みテーマを重点化している
- 目標は、限られた資源を集中して投入するため、取り組みテーマを3~4つに重点化する
- 重点化を判断する基準は、重要度(周囲への貢献度など)と緊急度(納期など)から
- 「あれも、これも」ではなく、「あれか、これか」という意識・覚悟が大切
3.期限や水準を客観的に測定できる
- 期限(いつまでに)と到達水準(どのレベルまで)は数値化し、測定できるようにする
- どうしても数値で表せないときは状態(どの状態まで)で表すが、具体的に表現する
- たとえ状態で表しても、達成に至るプロセスは管理指標(KPI)として数値化する
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斎田真一(かえる先生)
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