リーダー行動50の紹介 No.18「叱る」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.18「叱る」 ~相手の成長を願って指摘する~
■「叱る」とは
叱るとは、相手の成長を願って、相手の考えや行動の良くない点を、指摘して改善させること。
叱るは、感情的に「怒る」ことではありません。リーダーは、メンバーの気になる点や改善点を知り、叱る言葉をもち、叱り方を使い分けます。
■「叱る」のチカラを高めるには?
1.メンバーの気になる点や改善点を知っている
- リーダーにとって、メンバーの気になる点や改善点は見つかりやすいものだが…
- 気になる点・改善点のとらえ方に偏りがあり過ぎると、メンバーは納得しない
- 目標達成・役割遂行・倫理などの面から、気になる点や改善点を、事実で把握する
2.叱る言葉をもっている
- 事実(何が良くないか)と基準(なぜ良くないか)を明らかにしながら叱る
- 叱る前後に期待の言葉を加える。叱っている最中はメンバーの良い点を織り交ぜる
- メンバーの成長を願って冷静に叱り、メンバーにも冷静に受けとめてもらう
3.叱り方を使い分けている
- 良くない点・改善点が見つかったら、ここで・いま叱る(Here and Now)
- 他の人がいないところで、人格に配慮しながら叱る
- 叱った後は、考える時間を与え、次は成功するようチャンスを与える
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斎田真一(かえる先生)
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