リーダー行動50の紹介 No.17「褒める」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.17「褒める」 ~相手の成長を願って称える~
■「褒める」とは
褒めるとは、相手の成長を願って、相手の考えや行動の良い点を、称えること。
褒めるは、機嫌をとって気にいられようとする「おもねる」とは違います。リーダーは、メンバーの良い点を知り、褒め言葉をもち、褒め方を使い分けます。
■「褒める」のチカラを高めるには?
1.メンバーの良い点を知っている
- メンバーを観察し、良い考えや行動を、事実で把握する
- 良い点を選ぶ基準は、目標達成や活性化につながるか、役割・方針にそっているかなど
- 良い点を全て言うより、選んで褒めるほうが効果的
2.褒め言葉をもっている
- 事実(何が良かったか)と基準(なぜ良かったか)を明らかにしながら褒める
- 成熟度が低いメンバーには小さな成功を、高いメンバーには困難への挑戦を褒める
- 今後の期待も伝えることで、成長の方向性を示す
3.褒め方を使い分けている
- メンバーの考えや行動を、ただちに・こまめに褒めて、何が良いことかを理解させる
- 時間を空けて同じことを繰り返し褒めて、メンバーの自信につなげる
- 人前で褒めてメンバーの賞賛欲求を満たし、人を介して褒めてチームに褒める文化を醸成
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斎田真一(かえる先生)
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