リーダー行動50の紹介 No.05「任せる」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.05「任せる」 ~メンバーの主体性を高め成長させる~
■「任せる」とは
任せるとは、仕事の判断や実施を、メンバーの思うようにさせること。
リーダーの手が回らないとき、メンバーの主体性を高め成長させたいときは、権限を委譲しないまでも、仕事の判断や実施をメンバーに任せます。リーダーは、任せる目的、相手、内容を明確にして、任せた相手とのコミュニケーションを欠かさないようにします。
■「任せる」のチカラを高めるには?
1.任せる目的が明確である
- 任せる目的を明確にし、メンバーやチームの成果と成長につなげる
- 例えば、メンバーの能力・意欲・主体性を引き出すため
- 例えば、チームの主体的・創造性を引き出すため
2.任せる相手と内容が明確である
- 任せる相手の能力・意欲・信頼度を見極める
- 任せる内容は、別工程へ(職務拡大)や企画から実行まで(職務充実)
- 任せることになったら、目的・内容を説明して動機づける
3.任せる相手と十分にコミュニケーションをとっている
- 任せる前は、仕事の位置づけと重要性を説明する
- 任せている最中は、進捗を報告させ、相談にのる
- 任せた後は、結果と活動プロセスを報告させ、達成度を一緒に確認する
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斎田真一(かえる先生)
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