リーダー行動50の紹介 No.49「多様性の受容」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.49「多様性の受容」 ~尊重そして生産性と創造性の向上に~
■「多様性の受容」とは
多様性の受容とは、メンバー間の様々な違いを、認識・尊重して、うまく活用すること。
多様性とはダイバーシティ(diversity)ともいわれ、うまく受けいれ、活用して、チームの生産性と創造性を高めます。リーダーは、メンバーの様々な違いを受けいれ、メンバー同士が違いを受けいれあうようにさせて、違いを積極的に活用します。
■「多様性の受容」のチカラを高めるには?
1.リーダーとしてメンバーの様々な違いを受けいれている
- 多様性には、身体的特徴など識別しやすいものと、価値観など識別しにくいものがある
- リーダーは、こうした違いがあることを認識・尊重したうえで、公平に接する
- さらに、リーダーは、適切な仕事を割り当て、能力向上の機会提供に努める
2.メンバー同士が様々な違いを受けいれあっている
- 様々な違いを持つメンバーの対話を増やし、特徴を認め合い補い合う方法を一緒に考える
- 我慢したり協力したりする約束事を決め、守ったメンバーを称賛する仕組みをつくる
- 違いを受けいれてきたら、仕組みづくりから自主的に協力し合う風土づくりへと移行する
3.メンバーの様々な違いを積極的に活用している
- まず、メンバーの不足する点を補うサポート体制を整え、補完関係をつくる
- 次に、メンバーの知識・経験を集め、新しいアイデアを創造する相乗効果へと発展させる
- ミーティングでは、批判厳禁、実現性は後にして、自由奔放にアイデアを出してもらう
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斎田真一(かえる先生)
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