リーダー行動50の紹介 No.46「助け合い」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.46「助け合い」 ~足りないものを補い合う~
■「助け合い」とは
助け合いとは、メンバーの能力や資源などをもち寄って、補い合うこと。
能力が0.5 のメンバーに1.5 のメンバーを合わせて2.0 になるように、助け合いは不足する知識・経験・労働力・物品・予算などを補い合います。リーダーは、助け合う雰囲気をつくり、メンバーの助け合う能力を向上させ、助け合いを効率的に進めます。
■「助け合い」のチカラを高めるには?
1.チームに助け合う雰囲気をつくっている
- 助け合う雰囲気をつくるには、チームの目的を達成するために助け合いが必要と説明する
- 困ったときはお互いさまと説き続け、助け合いを奨励し、感謝と素直さを大切にさせる
- 表彰制度をつくり、助けたメンバーを称賛し、リーダーが率先して模範を示す
2.メンバーの助け合える能力を向上させている
- 助け合いにはメンバーの知識・技能の向上が必要。まず、多能工化を見すえたOJTを行う
- 次に、他者と交流する場をつくり、成果発表会を開催し、他の業務にも関心を持たせる
- そして、業務の交互交流やジョブローテーションを行う
3.チームで助け合いを効率的に進めている
- 助け合いを効率的に進めるためには、まず、「何を重点的に助け合うか」を定める
- 次に、「誰の、何の能力・資源を補うか」を見極める
- そのうえで、助ける側を動機づけ、助けられる側も素直に積極的に受け入れるよう促う
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斎田真一(かえる先生)
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