リーダー行動50の紹介 No.44「雰囲気づくり」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.44「雰囲気づくり」 ~チームに良い影響を与える~
■「雰囲気づくり」とは
雰囲気づくりとは、チームの中で自然につくり出される空気をうまくコントロールすること。
チームの雰囲気とは、メンバーが情報や気持ちでつながる見えない気分のことで、チーム活動の様々な面に影響します。リーダーは、雰囲気を敏感に感じとり、率先して良い雰囲気をつくる一方で、メンバーが自主的に雰囲気を良くするように仕掛けます。
■「雰囲気づくり」のチカラを高めるには?
1.チームの雰囲気を敏感に感じとっている
- リーダーは、チームの中に、気づかい・感謝・称賛の気持ちがあるかを感じとる
- コミュニケーションの質や量、メンバー間の協力姿勢、相互作用についても観察する
- 雰囲気は目に見えないので、過去と現在のチーム状態を比較し、良否を相対的に判断する
2.リーダーが率先して良い雰囲気をつくっている
- リーダーが、率先してメンバーとのコミュニケーションを増やし、協力姿勢を示す
- 信賞必罰・率先垂範などの姿を見せることで、暗黙の規範をつくる
- 会話スペースや定例ミーティングをつくり、少人数で誰もが発言できる環境をつくる
3.メンバーが自主的に雰囲気を良くするように仕掛けている
- メンバーが自由に発言し合える機会をつくり、活発な意見交換やアイデアを奨励する
- あえて挑戦的な課題を与え、力を合わせて困難を乗り越えさせる
- チームの雰囲気が変化し始めたら、早すぎず・遅すぎず、さらに良くするための手を打つ
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斎田真一(かえる先生)
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