リーダー行動50の紹介 No.32「原因分析」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.32「原因分析」 ~本質的な原因から解決の方向性を見つける~
■「原因分析」とは
原因分析とは、問題を引き起こしている本質的な原因をつかみ、解決の方向性を見つけること。
問題を発見して課題を形成しても、原因がわからないと解決につながりません。リーダーは、原因をいくつも考え、また原因を深堀して、問題に強く影響を与える本質的な原因をつかみ、解決の方向性を見つけます。
問題を発見して課題を形成しても、原因がわからないと解決につながりません。リーダーは、原因をいくつも考え、また原因を深堀して、問題に強く影響を与える本質的な原因をつかみ、解決の方向性を見つけます。
■「原因分析」のチカラを高めるには?
1.原因をいくつも考え出している
- 原因は一つだけとは限らず、複数の原因が絡みあって問題を引き起こすこともある
- そこで、「他の原因は? 他の原因は?」といくつも考え出す
- その際、原因にモレやカタヨリがないように、切り口・分類基準に注意する
2.原因を深堀している
- 原因分析が浅いと抜本的な解決ができない
- そこで、一つの原因を取りあげ、「なぜ? なぜ?」と原因のさらなる原因を探る
- チームの風土・規範、メンバーの心理・能力まで深堀りし、本質的な原因を探る
3.本質的な原因をつかんでいる
- 原因分析では、問題に対して特に強い影響を与えている本質的な原因をつかむ
- 原因が複雑にからみ合っている場合は、できれば、影響の度合いを数値で把握する
- 悪循環のもとや解消すると各方面に良い影響を与えることが本質的な原因となりえる
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斎田真一(かえる先生)
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