リーダー行動50の紹介 No.28「改善」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.28「改善」 ~より高い成果と成長を目指す~
■「改善」とは
改善とは、評価したときに見つけた好ましくない状況を良くすること。
好ましくない状況を改善すれば、チームはより高い成果へ向かいます。改善によってノウハウを蓄積すれば、チームの成長につながります。リーダーは、改善すべき点を明らかにして、適切な改善策をとり、改善するなかでノウハウを蓄積します。
■「改善」のチカラを高めるには?
1.改善すべき点が明らかになっている
- 品質・コスト・納期やヒト・モノ・カネ・情報のムリ・ムダ・ムラを明らかにする
- 納期が短いのにモノが足りならムリ、品質の低い仕事なのにヒトが余るならムダである
- 状況によってムリやムダが入れ替わるならムラがある
2.適切な改善策をとっている
- 「問題」を発見し、「原因」を究明することで、適切な「改善策」をとる
- 顕在化する「仕事」(業務の見直しなど)や「人」(教育・動機づけなど)を改善する
- 潜在化する「風土」(チームの雰囲気など)や「意識」(認知・意欲など)も改善する
3.改善するなかでノウハウを蓄積している
- 問題の共有や改善策のアイデアは、チームが成長する種となる
- アイデアを集め、優れた方法をマニュアル化したり、マニュアルそのものも改善する
- 新しいアイデアと従来の改善策とまぜあわせ、試行錯誤しながらノウハウを蓄積する
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斎田真一(かえる先生)
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