リーダー行動50の紹介 No.26「活動の推進」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.26「活動の推進」 ~計画を実行に移し目標達成に向かう~
■「活動の推進」とは
活動の推進とは、実行段階において、メンバーの活動をサポートしたり、進捗を管理したりすること。計画を実行に移したら、活動を推進させ、計画どおりに事を進め、目標達成へ向かいます。リーダーは、メンバーが活動しやすい仕組みや雰囲気をつくり、納期・コスト・品質それぞれから差異を把握して、是正します。
■「活動の推進」のチカラを高めるには?
1.メンバーが活動しやすい仕組みや雰囲気をつくっている
- メンバーが主体的に活動できるよう、仕組みと雰囲気をつくる
- 仕組み面では、自由裁量を与え、報告・連絡・相談をさせ、連携できる仕事の流れにする
- 雰囲気面では、アイデア会議を開き、自由な意見を奨励し、メンバーの参画を促す
2.納期・コスト・品質それぞれから差異を把握している
- 納期面では、スケジュールの計画表に実績を記入して、差異を把握する
- コスト面では、経過時間ごとの予算消化率をグラフに表して、予定との差異を把握する
- 品質面では、中間の出来栄えをチェックし、目指す品質に近づいているか把握する
3.差異があるものについて是正している
- 納期面の是正では、人やモノを重点的に投入したり、作業を同時並行で進めたりする
- コスト面の是正では、どんぶり勘定を避け、活動を作業単位まで細分化し、予算を見直す
- 品質面の是正では、小集団活動とメンバー指導を行う一方、専門組織への依頼も検討する
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斎田真一(かえる先生)
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