リーダー行動50の紹介 No.19「状況把握」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.19「状況把握」 ~的確な活動につなげる~
■「状況把握」とは
状況把握とは、置かれた状況についての情報を収集して、的確な活動につなげること。
チーム活動を的確に行うためには、状況を正しく把握することが大切です。リーダーは、状況把握の目的を明確にして、情報を効率的に収集し、状況について全体像と詳細の両方をつかみます。
■「状況把握」のチカラを高めるには?
1.状況を把握する目的が明確である
- 目的が不明確だと、無駄な情報を集め、必要な情報を逃しやすくなる
- 何のために状況を把握するのか、状況を把握してどうするのかといった目的を明確にする
- 目的とは、例えば、目標達成のため、問題解決のため、育成・活性化のためである
2.情報を効率的に収集している
- 限りある資源で情報収集の成果を最大化するには、効率的に情報を収集することが大切
- 仕事の目的と手段を仮に設定し、その手段をいっそう検討するために情報を収集する
- 情報収集の観点は、「何の情報を」「どのように収集するか」で
3.状況について全体像と詳細の両方をつかんでいる
- 集めた情報をつないで、全体として何が言えるのかを明らかにする
- ひとつの情報をとらえて、原因を探ったり、詳細を明らかにしたりする
- 全体像と詳細を両方ともつかむことで、手を打つべき個所が見えてくる
================
斎田真一(かえる先生)
================
■関連リンク
▼書籍
▼調査
▼研修