リーダー行動50の紹介 No.16「報連相」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.16「報連相」 ~チームの協働を促進する~
■「報連相」とは
報連相(報告・連絡・相談)とは、チームの協働を促進するため、内外の関係者へ働きかけるコミュニケーション。
チームの協業を促進するためには、仕事の状況を伝える「報告」、各種情報を伝える「連絡」、助言をもらう「相談」が大切です。リーダーは、これら報連相の大切さを理解し、報連相の相手を選び、適切なタイミング・内容・方法で実施します。
■「報連相」のチカラを高めるには?
1.報連相の大切さを理解している
- 報連相がうまくいけば、仕事の進捗や問題がわかり、適切な対策を打つことができる
- 報連相によってメンバーに安心感が生まれ、新しい意見やアイデアを創造するもととなる
- リーダーは、こうした報連相の大切さを理解し、メンバーに徹底させる
2.報連相の相手を適切に選んでいる
- 報連相の相手は、チームの内部(上司、メンバーなど)と外部(関連部門・お客様など)
- 関係者を把握し、相手を適切に選び、モレ・重複・手戻りおよび不必要な情報流失を防ぐ
- 協力してもらいたい相手を選んで味方につけ、意見やアイデアをもらうことも大切
3.報連相のタイミング・内容・方法が適切である
- 報連相はこまめに行う。問題が発生したときはもちろんのこと、平常時でも定期的に行う
- 報連相の頻度が多いとリーダーの負担が増すため、定期会合の開催などの仕組みも大切
- メンバーと時間・空間が離れている場合、報連相のタイミングも随時・定期を使いわける
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斎田真一(かえる先生)
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