リーダー行動50の紹介 No.15「見える化」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.15「見える化」 ~正しく認識して一致させる~
■「見える化」とは
見える化とは、状況をより正しく認識するため、文字・図表・グラフなどで見えるようにすること。
リーダーやメンバーが状況を正しく認識し、チームで認識を一致させるためには、見える化が大切です。リーダーは、見える化の目的を明らかにして、認識が高まる方法と、自然に目に飛び込んでくる方法を工夫します。
■「見える化」のチカラを高めるには?
1.見える化の目的が明らかである
- あれこれ見える化するのでなく、特に意識して欲しい、特に共有したいことに重点化する
- そのため、次の点から、見える化の目的を明らかにする
- 「誰に・何を意識させるか」「誰と誰が何を共有するか」「見える化すると何が良いか」
2.認識が高まる方法を工夫している
- 注意が散漫にならないよう、端的でわかりやすいメッセージにする
- 箇条書きで2~3つに絞る、図表やグラフで表現する、色を変えアンダーラインを引く
- チームでアイデアを出しあうときは、アイデアに番号をつけ、アイデアを結合・改善する
3.いつでも誰でも自然に目に飛び込んでくる方法を工夫している
- いざというとき情報を取り出す面倒があれば、可視化といえても、見える化とはいえない
- いつでも誰でも自然に目に入るよう、整理・整頓して必要な情報だけ見える環境をつくる
- 目線の高さ、体が左右に広がる範囲、操作する場所など、自然に目に入る工夫をする
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斎田真一(かえる先生)
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