リーダー行動50の紹介 No.14「傾聴」
■はじめに
私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。
No.14「傾聴」 ~気持ちを共感的に理解する~
■「傾聴」とは
傾聴とは、事実だけではなく、気持ちまで含めて共感的に理解するきき方のこと。
相手との関係を築き、相手の気持ちを共感的に理解して本心をとらえるためには、傾聴が大切です。リーダーは、相手の話に聴いているサインを送り、相手が言うことを積極的に受けとめ、言葉と言葉以外から相手の本心をとらえます。
相手との関係を築き、相手の気持ちを共感的に理解して本心をとらえるためには、傾聴が大切です。リーダーは、相手の話に聴いているサインを送り、相手が言うことを積極的に受けとめ、言葉と言葉以外から相手の本心をとらえます。
■「傾聴」のチカラを高めるには?
1.相手の話に聴いているサインを送っている
- 相手が安心して話してくれるためには、こちらが聴いているサインを送る
- 例えば、相手の話にうなずき、相づちを打ち、相手が発するキーワードを要所で繰り返す
- ただし、繰り返しが過ぎて、相手の話の腰を折らないよう注意する
2.相手が言うことを積極的に受けとめている
- 傾聴では、相手が話しているときに、次に何を言おうと考えてはいけない
- 話に向き合い、全力で耳を傾け、相手の立場や気持ちになって、一緒に感じる努力をする
- 相手が感じたことはその人にとっては真実。正誤を評価するのでなくそのまま受けとめる
3.言葉と言葉以外から相手の本心をとらえている
- 「それって○○と思っているの?」など相手の気持ちを要約・確認して本音を引き出す
- 言葉だけではなく相手の態度・表情、声の強弱・スピードなど言葉以外からも核心を探る
- これらを総合して相手の本心をとらえる
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斎田真一(かえる先生)
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