リーダー行動50の紹介 No.04「決断」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.04「決断」 ~資源を集中させる~

 

 

 

■「決断」とは

決断とは、いくつかの選択肢の中から意思決定して、他の選択肢を断つこと。
決断は、他の選択肢を断ち、一つまたはごく少数を選ぶことにより、資源を集中させることができます。リーダーは、いくつかの選択肢を用意し、合理的に決断して、決断によって発生するリスクを管理します。

■「決断」のチカラを高めるには?

1.予めいくつかの選択肢を用意している

  • 多角的に考えたり、上司やメンバーと相談したりして、予めいくつかの選択肢を用意する
  • その際、初めから答えありきで選択肢を用意していないかに注意する
  • 選択肢を用意する段階でメンバーを参画させれば、決断後の反発を減らすことになる
2.合理的に決断している
  • 決断するときは、明確な基準を持ち、情報を多方面から収集して、合理的に決断する
  • 基準には、組織の方向性・目標・約束事などがある
  • 収集する情報は、事実やデータを基本として、メリット・デメリットの両面から多面的に
  • 決断した結果と根拠は、メンバーにわかりやすく説明する
3.決断によって発生するリスクを管理している
  • 決断すると、一時的に生産性が低下したり、メンバーの反発が生じたりするリスクがある
  • 予め、決断によるリスクを想定し、予防策を講じる
  • それでもリスクが発生したら、粘り強くメンバーを説得し、あきらめずにやり遂げる

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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■関連リンク

・書籍

『つくってみよう!自分流リーダーシップ』の発売について

・調査

「リーダー行動50についての調査と考察(1)」

「リーダー行動50についての調査と考察(2)

「問題発見・解決力の調査と考察(1)~」

「困難な状況を切り拓くリーダー行動の調査と考察(1)~」

・研修

「職場リーダーのための職場活性化トレーニング」

「”マネジメント見えるカード”を使った研修」