リーダー行動50の紹介 No.47「相乗効果」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.47「相乗効果」 ~生産性を高め変革の種にする~

 

 

 

■「相乗効果」とは

相乗効果とは、メンバーが知識・経験を出しあい、チームで新しいノウハウに生まれ変わること。
不足する能力を補い合う助け合いは、能力の総和にしかなりません。総和を超えるためには、相乗効果が必要です。リーダーは、メンバーに知識・経験を紹介してもらい、うまく取りまとめて、新しいノウハウに生まれ変わらせます。

■「相乗効果」のチカラを高めるには?

1.メンバーが知識・経験を紹介しあっている

  • メンバーが知識・経験を安心して出すことができる仕組みや雰囲気をつくる
  • 知識を保護するルールをつくり、小さな経験も奨励し、リーダーが率先して紹介する
  • 出しあった知識・経験がどう役立っているかをフィードバックする

2.知識・経験をうまく取りまとめている

  • 知識・経験が数多く出されたら、取りまとめたり、優れたものを選択したりする
  • ボードを使い、似たものを分類し、共通事項から本質を探り、全体を眺めて意味づける
  • すぐに使えるアイデアと磨けば使えるアイデアに区別し、小さな合意形成を繰り返す

3.チームで新しいノウハウに生まれ変わっている

  • 知識・経験を出しあい、取りまとめたら、チームの新しいノウハウに生まれ変わらせる
  • そのためには、実行・試行し、失敗・成功体験を積み、新しいノウハウとして蓄積する
  • ノウハウは、目に見える形で蓄積し、積極的に活用して、改良を加える

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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リーダー行動50の紹介 No.46「助け合い」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.46「助け合い」 ~足りないものを補い合う~

 

 

 

■「助け合い」とは

助け合いとは、メンバーの能力や資源などをもち寄って、補い合うこと。
能力が0.5 のメンバーに1.5 のメンバーを合わせて2.0 になるように、助け合いは不足する知識・経験・労働力・物品・予算などを補い合います。リーダーは、助け合う雰囲気をつくり、メンバーの助け合う能力を向上させ、助け合いを効率的に進めます。

■「助け合い」のチカラを高めるには?

1.チームに助け合う雰囲気をつくっている

  • 助け合う雰囲気をつくるには、チームの目的を達成するために助け合いが必要と説明する
  • 困ったときはお互いさまと説き続け、助け合いを奨励し、感謝と素直さを大切にさせる
  • 表彰制度をつくり、助けたメンバーを称賛し、リーダーが率先して模範を示す

2.メンバーの助け合える能力を向上させている

  • 助け合いにはメンバーの知識・技能の向上が必要。まず、多能工化を見すえたOJTを行う
  • 次に、他者と交流する場をつくり、成果発表会を開催し、他の業務にも関心を持たせる
  • そして、業務の交互交流やジョブローテーションを行う

3.チームで助け合いを効率的に進めている

  • 助け合いを効率的に進めるためには、まず、「何を重点的に助け合うか」を定める
  • 次に、「誰の、何の能力・資源を補うか」を見極める
  • そのうえで、助ける側を動機づけ、助けられる側も素直に積極的に受け入れるよう促う

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斎田真一(かえる先生)

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リーダー行動50の紹介 No.45「働きやすい環境づくり」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.45「働きやすい環境づくり」 ~安心して働ける~

 

 

 

■「働きやすい環境づくり」とは

働きやすい環境づくりとは、安心して働くことができ、個人とチームが活性化する状況をつくること。
働きやすい職場環境づくりが実現すると、メンバーが職場に愛着を持ち、チームが活性化して、生産性の向上にもつながります。リーダーは、チームの生産性と職場環境の関係を把握し、職場環境の良い点・良くない点をつかみ、職場環境を計画的に改善します。

■「働きやすい環境づくり」のチカラを高めるには?

1.チームの生産性と職場環境の関係を把握している

  • 心理学者のクルト・レヴィンは『場の理論(field theory)』で次を提唱した
  • 行動(B)の結果は人の能力・意欲(P)と環境(E)に関係する【B=f(P・E)】
  • これを用い、チーム生産性(B)をメンバーの能力・意欲(P)と職場環境(E)から把握

2.職場環境の良い点・良くない点をつかんでいる

  • 職場環境(E)に影響を与える次の2つの観点から、良い点・良くない点を見つける
  • ①物理的空間……職場の広さとレイアウト、照明、空調、休憩場所
  • ②仕事の成り立ち……仕事の中身、割り当て、仕組み、雰囲気、メンバーの能力・意欲

3.職場環境を計画的に改善している

  • 職場環境の改善には、すぐ工夫できることと、予算・時間を確保して取り組むことがある
  • まず、すぐ工夫できることを見つけ、メンバーを参画させて、職場への愛着を高めさせる
  • その間に、予算や時間を確保し、次の段階で本格的な改善に取り組む

kaeru-sensei

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斎田真一(かえる先生)

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