職場リーダーのための「自分流リーダーシップ研修」
■職場リーダーのための「自分流リーダーシップ研修」
研修を受講した皆さん、2日間おつかれさまでした。
アンケートにある次の言葉が、この研修を象徴しているようですね。
- 先生のテキストとリーダー行動カードが理解を助けれくれた
- 内容は難しかったけど、今後どのようにリーダーとして行動すればよいかの参考になった
皆さんのさらなる成長のために、この研修を一緒にふりかえりましょう。
■研修の概要
仕事で経験や技術が高まるにつれ、リーダーシップの発揮を期待されるようになります。
しかし、自分にはリーダーとしての経験がない、上司・先輩をまねてもうまくいかない、偉大なリーダーから学んでも自分には合わないと悩む人も少なくありません。
そこで、この研修では、誰もが自分なりのリーダーシップを発揮できるという前提に立ち、私の書籍を使って、①リーダーシップに関する理論を知り、②リーダーに必要な50の行動をカードから理解したうえで、③状況に適した自分なりのリーダー行動カードを組み合わせました。
■研修のスタンス
研修冒頭では次の声があがりましたね。
- リーダーになったけど、どう行動したら…
- 上司を補佐しろといわれるけど、どのようにしたら…
- リーダーじゃないし…リーダーになりたくないし…
こうした積極的な気持ちを受けとめながら
こうした消極的な気持ちをいったん脇に置きながら(笑)
- 誰もがリーダーシップを発揮することができる
- 誰もが能動的フォロワーシップを発揮すべき
という考えのもとで研修が進みました。
そして、研修最後には次の声があがりましたね。
- リーダー行動がわかってきた
- 上司を補佐する点がはっきりした
- リーダーじゃなくても使えそう
皆さん、よかったですね。
リーダーとしての自覚が芽生え
リーダーの行動がわかり
リーダーシップを発揮できると感じたようですね。
■研修の内容
2日間の研修プログラムは、次の構成でした。
<第一章>
・リーダーとリーダーシップは違う
・リーダーシップとは目的達成のためにリーダーが影響力を発揮すること
・その結果フォロワーの信頼が蓄積され従おうとする社会的現象のこと
・変化の激しい時代ではリーダーとフォロワーに明確な境界線はない
・誰もがリーダーとフォロワー両方の役割を認識すべき
・フォロワーも能動的フォロワーシップを発揮してリーダーの補佐を
・リーダーは期待される役割の発揮とリーダー行動の実践が大切
・リーダーの行動は、影響をあたえる、事をなす、人をいかすの3つの分野がある
<第二章>
・各分野から取り出した50枚のカード(本の付録)からリーダー行動を知る
・一つひとつのリーダー行動についても発揮のしかたと強化方法を知る
<第三章>
・リーダー行動は一つだけで機能するのではなく組み合わせて考える
・状況にあわせて最適なリーダー行動を組み合わせることが大切
・等身大のリーダーの事例からリーダー行動の組み合わせを知る
<第四章>
・自分の職場に当てはめ最適なリーダー行動を組み合わせてみる
・状況が変わればリーダー行動の組み合わせも変わることを理解する
<第五章>
・リーダーの成長は人間の成長でありキャリアの発達でもある
・リーダー行動の強みを伸ばし弱みを克服しよう
・次世代のリーダーも育てよう
■皆さんへのゆるやかな宿題(発展学習として)
私のブログでは、リーダー行動50のポイントをイラスト付きで整理しました。
リーダー行動50の紹介 No.50「コンプライアンスの遵守」
さらに、リーダー行動50をもとにした調査と考察も載せています。
これも参考に、自分流のリーダーシップをつくってみてくださいね。
皆さまの活躍を応援しています。
■かえる先生(私)の宿題
この研修のプログラムとテキストは、企業や行政組織などで働く方を対象につくったものです。
ところが、うれしいことに、2020年度から学生教育用にもなりました。大学の通信課程における科目およびスクーリング(面接授業)で使用されています。
社会人経験のない学生さんでも、リーダーシップをわかりやすくイメージし、自分なりのリーダーシップを発揮できることを願って、2021年度も授業内容を工夫したいと思います。
一緒に学びましょう!
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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)
斎田真一(かえる先生)
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