管理された音楽に疲れて
世界的なミュージシャンであり作曲家でもある坂本龍一さんが、新作を発表し、設置音楽展を開催しています。それに伴い、先日、朝日新聞にインタビュー記事が載っていました。
YMO時代、私たちはコンピューターを使い、人間がやるよりもはるかにリズムやピッチが正確な音楽を作っていた。今や機械で作る音楽があまりにも一般化した。そんな管理された音楽ばかり耳にすると、感覚的に疲れちゃって。一方で雅楽など日本の音楽は正確に合わさない美学がある。間、隙間があって、どこが中心かわからない。そんな音楽への欲求が高まっています。(朝日新聞2017年4月24日)
規律的で秩序だった音楽へのアンチテーゼといえるのでしょうか。YMO時代に自ら進歩させた「管理された音楽」を否定するように(本人は否定しているつもりはないかもしれないが)、 Read more