マネジメント講座 「職場リーダーのための段取り力」(1)

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに対して、さまざまなマネジメント研修を行っています。
ここでは、マネジメントのスキルに着目し、そのポイントを解説します。研修のおさらいとして、職場メンバーへの展開としてお役立てください。
今回とりあげるスキルは、「職場リーダーのための段取り力」です。

「職場リーダーのための段取り力」(1)

 

■職場リーダーにおける段取り力の重要性

管理者や職場リーダーは、目標設定と目標達成活動(PDCA)、問題解決、メンバーの指導・育成、職場づくりなどのマネジメントを行いますが、その基本となるものが「段取り」です。
できれば、管理者や職場リーダーになる前に「段取り力」を向上させておく必要があります。
段取り力は、管理者や職場リーダーはもちろん、若手・中堅・ベテランのあらゆるビジネスパーソンに求められる能力です。

■段取りが悪いと…

段取りが悪いと、次の問題が生じやすくなります。
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・資源(ヒト・モノ・カネなど)を効率的に活用できない
・需要を満たせない(品質が下がる、コストが上がる、納期に遅れる)
・目的・目標を達成できない
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それなのに、私たちは、慣習に頼り、よく考えず、仕事に着手しがちです。
このすべてが悪いとはいいませんが、仕事が効率的・効果的に進まないことが多くあります。

■段取りのメリット

段取り力がしっかりしていると、次のメリットが得られます。
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1.仕事のプロセスが効率的に進む
2.仕事の結果が効果的になる
3.効率的・効果的な仕事が再現できる
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1.仕事のプロセスが効率的に進む

・仕事のプロセスで、資源(ヒト・モノ・カネなど)を効率的に活用している
・その結果、ムリやムダがなくなる
・ムリとは「目的・目標>資源」、ムダとは「目的・目標<資源」
2.仕事の結果が効果的になる
・仕事の結果が、予め設定した目的・目標にかなっている
・目的とは仕事のねらい、目標とは(仕事のねらいについての)明確な到達点
・そもそも、目的・目標を明確にしておかないと、正しい段取りを立案できない
3.効率的・効果的な仕事が再現できる
・段取りを見える化し、職場で共有すれば、個人や職場の生産性が高まる
・何度でも、仕事のプロセスが効率的に進む(資源をムリ・ムダなく活用)
・何度でも、仕事の結果が効果的になる(目的・目標に対して結果が効く)

<次回へつづく>

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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