ひと月終えて(2018年09月)
「人間は、この世界の中で一番やさしいものだと聞いている。そして可哀そうな者や頼りない者は決していじめたり、苦しめたりすることはないと聞いている……」
(小川未明『赤い蝋燭と人魚』より)
ここでは、2018年09月の活動を振り返ります。
*写真は、上越市・船見公園の人魚像と夕陽
■新刊
おかげさまで、拙著『つくってみよう!自分流リーダーシップ』が発売になりました。
執筆を本格的に始めたのは年明けからですが、構想は数年前からですし、すでに「マネジメント見えるカード」を使った研修も行っているため、ゼロから書いたという感じではありません。
それでも、書き上げるのに悪戦苦闘して、自分の至らなさを痛感しました。完成できたのも、たくさんの方の支えがあってこそです。
■企業研修
9月は、「マネジメント研修」を中心に、職場マネジメントに必要なスキルである「目標設定」「問題解決」「部下指導」「チームビルディング」などの研修を担当しました。
嬉しいことに、参加した方は皆前向きで、熱心に職場の状況や自分の考えを共有し、スキル強化に励んでいました。
ただ、参加者が属する会社の理念やビジョン、会社を取り巻く環境変化と会社の方向性については、(残念ながら)認識が弱めです。
理念やビジョンについては、知っているか否かの問題ではありますが、創業時の思いや会社の沿革にまで心を寄せてみることが大切です。また、職場マネジメントにおいて迷うことがあれば、理念やビジョンを基準に、決断することも大切です。
環境変化と自社の方向性については、過去から現在のタームだけでなく、(不連続・不確実な時代ではあるけれど)現在から将来の未来を予測することが必要です。
環境変化を考える場面では、「脅威」や「弱み」といったネガティブな要素ばかり思い浮かべる方がいますが、「機会」や「強み」などポジティブな要素にも目を向け、これまでの戦略を確認したり、これからの戦略を構想してみたりすることも大切です。
これからも、こうしたことを、参加者と一緒に考えてまいりたいと思います。
■経営全般
期末が近づいてきました。
今期も、ご愛顧くださったお客様や、お力添えをいただいた関係の皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
やりがいをもって働いてくれているメンバーの皆さんにも、頼もしさを感じています。
ただ、私どもは、お役に立てることがまだあるはずですし、もっと成長しなくてはなりません。これからも、お客様と社会のお役に立てるよう、一丸となって前へ進んでまいります。
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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)
斎田真一(かえる先生)
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