ひと月終えて(2017年10月)

諏訪大社(下社春宮)の御柱が銀杏の色に照らされていました。

ここでは、2017年10月の活動を振り返ります。

■企業研修

10月の前半は、若手・中堅の研修を、後半は管理・監督者の研修を行いました。

私は幅広い対象に研修を行っているので、月の前・後半で対象がきれいに分かれるのは珍しいことですが、かえって頭と心を切り替えることができました。

なかでも印象的なのは、管理・監督者の研修における、「インバスケット演習」および「会議ファシリテーション演習」です。

<参考投稿>職場リーダーのための「インバスケット&ファシリテーション研修」

インバスケット演習(1日目)では、受講者のマネジメントに関する思考・行動の特性を把握できます。(この演習はヒューマン・アセスメントで使用されるぐらいですから…)

・状況を正しく把握しているか
・的確な意思決定を行っているか
・行動しやすい指示を与えているか

などです。

受講者の価値観や置かれている環境なども透けて見えます。

同じお客様で何年も実施していると傾向を探ることができます。教育ご担当者には意義のあるフィードバックを心がけています。

会議ファシリテーション演習(2日目)では、前日のインバスケット演習とはがらりと変わります。

管理者ですら先が見通せない状況で、自律的なメンバーによる知的で創造的な相互作用を期待するからです。

そのため、ファシリテーターになる管理者は、中立の立場に立ち、基本的には意見を言わず、意思決定にも参加しません。目的を示し、進行役に徹します。

が、これが難しい…。

・ファシリテーターが意見を挟み、会議を強引に押し進めます。
・メンバーの発言の本質をとらえられず、的外れの議論が続きます。
・メンバーの発言を整理できず、いつまでも発散状態のままです。
・合意形成が不十分で、不満足感が漂います。
・そもそも、ファシリテーターも、進行でいっぱいいっぱいです。

一方、演習を観察している受講者は、それがよくわかります。我が振り直して順番にファシリテーターをこなすことで、全体的に上達していきます。

全人格性が求められるファシリテーターは、とても難しい立場ですが、受講した方々の今後に期待しています。

■研究会

10月は、いつも楽しみにしているマネジメント研究会に参加しました。

ただ、「研修・研修・研究会、研修・研究会…」というスケジュールなので、どうしても慌ただしくなります。「雨・雨・権藤、雨・権藤…」という大車輪の活躍とはいかないものです。

働きながら学ぶ人にとって、共通の悩みではないでしょうか。

■経営管理

10月も終わり、いよいよ着地が見えてきました。

これからは、週次管理・日次管理も緻密さが求められます。また、数値だけでは本質を見落とすので、定量情報と定性情報を関連づける必要があります。

スタッフには苦労をかけますが、焼き芋でも買って帰り、一緒に頑張りたいと思います。

心に手を当て、心で手をあわせ、心の声をきき、歩んでまいりたいと思います。

■健康

ランニングでやってしまいました…。

9月末にスピード系のトレーニングをやりすぎて足の甲を痛め、10月は痛みの緩和と軽い運動しかできませんでした。

なにか大会に出場するわけでもないのに、焦ります…。

ケガの回復が遅れていら立っていた現役選手のころを思い出します。天から我慢すること、自制することを教わっているのかもしれません。

「運動は健康に良い」といいますが、ほどほどの運動なら薬でも、やりすぎると毒ですね(笑)

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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