ひと月終えて(2017年04月)

5月に入りつつじが綺麗に咲いています。私の住む街は、つつじが街の花。仕事の行き帰りや散策で心をなごませてくれます。

ここでは、2017年04月の活動を振り返ります。

■企業研修

4月は、新入社員向けの研修を実施しました。私は管理者研修が中心なので、新入社員の研修はこの時期だけの大切な機会です。

講義では、緊張した面持ちながら真摯に受講する姿に新鮮さを感じました。集中力が切れやすいのも例年どおりですが、職場配属後のイメージがわかない中で知識を詰め込み、また、長時間じっとしていることに慣れていないことが理由なのでしょう。

ワークでは講師の指示をよく理解し、ほぼ期待通りの成果物ができあがります。論理的思考力や堂々とした発表ぶりには年々目を見張ります。

ただ、意地悪な見方をすると、成果物の水準が、期待以下でも期待以上でもないところに収める器用さに違和感を覚えます。講師の要求を直感的に理解し、要求どおりに応える術を、本能的に知っているかのようです。

要求に応えるのは素晴らしいことですが、講師があえて悪い例を示すと、安心して期待以上の成果物や独創性ある成果物を出したりすることから、様子を見ながら余力を残しているようにも感じます。いっぱいいっぱいになったり、あれこれ挑戦しようとする新入社員が希少になっているのでしょうか。

いずれにせよ、ベテラン社員や中堅社員には無い独創性を(潜在的には)持っているのですから、それを発揮させてあげる環境づくりが、管理者や職場リーダーには大切であると再確認しました。

■パートナー講師

4月もパートナー講師が活躍しました。受講者の意識や能力にあわせてインストラクションを柔軟に変更する技術は参考になります。私もぜひ見習いたいと思います。今年度はパートナー講師の幅が広がる予定なので楽しみです。互いに切磋琢磨して、研修を終えたら美味しいお酒を酌み交わしたいと思います。

■調査・研究

3月までは様々な視点から知識・見識を広げてきましたが、4月はそれらの収束に入りました。私の研究領域である「困難な状況を切り拓くリーダー行動」について、状況要因と結果の相関を見つけ、その考察を行っています。

研究の先に見すえる一つの成果は、「次世代リーダー育成プログラム」の開発と充実です。視力や思考力の衰えを受けいれながら、ゆっくり愚直に進めていこうと思います。

■ひと息

4月末に、ポール・マッカートニーのライブを観に行きました。言わずと知れたビートルズのメンバーです。74歳にしても音楽への情熱は衰えず、高音は発声しにくくなったようですがライブ・パフォーマンスは円熟味を増しています。いつも来日公演を楽しみにしていますが、財布に厳しいのが、たまにきずです(笑)

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

http://www.traic.co.jp

斎田真一(かえる先生)

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