金沢あるき
出張のあい間に、ぽつり空き時間が。
乗り継ぎ案内とにらめっこしながら思案を重ねた結果
春の金沢を訪れることにしました。
■金沢城址
高くそびえる石垣に、例年より早く満開になった桜が
「ほら来てよかったでしょ!」といわんばかりに咲き誇っていました。
桜の言い分に否定の言葉がみつからないほど、見事でした。
石川門はすごい人。カメラを構えるのもひと苦労。
他人様を写さぬように右へ左へ。
結局、さきほどの石垣の桜を角度をかえて写していました。
■兼六園
それはそれはすごい人。
なんとかたどり着いた「根上松」。
巨大な盆栽が添木に生かされ、それでも桜色を飲み込んでいました。
■長町武家屋敷跡
きれいに整いすぎた武家屋敷。
それはそれで趣がありますが
大きな屋敷に植えられた桜の木よりも
古びた屋敷のさるすべりの木にほっとしました。
■加賀料理「じぶ煮」
そういえばお腹がすいたな…
ということで、決断すばやく、加賀の郷土料理「じぶ煮」。
鴨皮とたまりが”じぶじぶ”煮汁に。
すだれ麩、茸、青菜があわさります。
夜だったら日本酒なのにと思いながら
地酒の飲み比べのメニューをうらめしそうに眺め
完食。
夕陽がさしこむテラスのある店をあとにしました。
金沢。あるいてよかった。
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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)
斎田真一(かえる先生)
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