ひと月終えて(2018年07月)

結核を患う正岡子規が自称した「獺祭魚」。

私の祭儀と化した執筆を終えても、書物は魚のごとく並んだままです。

ここでは、2018年07月の活動を振り返ります。

(写真は、高千穂峡)

■創業11年目

おかげさまで、創業して10年が過ぎ、11年目に入りました。

「働く人の学びを支援する」をコンセプトに、「本質的で役立つもの」「少し変わっているもの」を価値として「スモールビジネスで」「確実に」提供することを心がけてきました。

株式会社トレイクの代表者として、講師・コンサルタントとして、至らない点を改善し、良い点を伸ばしてまいりたいと思います。

すべてのお客様と関係の皆さまに深く感謝申し上げます。

■企業研修

7月は、管理者研修を中心に、中堅社員研修とビジネススキル系の研修も担当しました。

管理者研修や中堅社員研修では、部下・後輩の指導について悩みを抱える参加者がたくさんいます。

その悩みを詳しく聞くと……

「メモをとらない」
「何度注意しても同じミスをする」

といった態度や仕事のしかたについての次元から

「言われたことしかやらない」
「自分で工夫しようとしない」

といった主体性・創造性の次元まで、人それぞれです。

そして最後に、「何を言っても無駄」と口にします。

そのとおりかもしれません。

でも、あと少し参加者と一緒に考えたいのは……

「相手が成長し活躍する姿をイメージできるか」
「相手はどのようなときにやる気を出すか知っているか」
「相手を本気で褒めたり叱ったりしているか」
「相手が自ら学べる環境をつくっているか」

そして

「自分には指導・育成する哲学があるか」

といったことです。

これらを、育成計画を立案することや指導の技法を学ぶことと並行して、ぜひ考え続けたいものです。

■商品開発

講師・コンサルタントとして活動する一方で、商品開発の仕事は楽しみのひとつです。

昔から、資格試験に挑戦しては「この問題なら自分で作れるかも」、ショップで買い物をしては「この接客やオペレーションを事例文にできるかも」、怒りや悲しみの感情がわいてきては「この気持ちを鎮めるプロセスと心的変化を研究対象にできるかも」と、(勘違いも含めて)考えてきたからだと思います。

頭の中の金庫には、閉じ込めてあるアイデアがたくさんありますが、少しでも時間ができると、ワクワクする気持ちがわいてきて、金庫の扉を開けてしまいます。

結果、アイデアとメモ用紙を散らかし、整理もままならず金庫に閉じ込めることの繰り返しです。

わかっているのに、7月のピークが過ぎるとワクワクしてきました。きっと8月の休暇を利用できると算段しているのでしょう。

困ったものです。楽しみです(笑)

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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