ひと月終えて(2017年05月)

田植えが終わり、水田がキラキラ輝いています。カエルの合唱がにぎやかになってきました。

ここでは、2017年05月の活動を振り返ります。

*写真は浜松の「龍潭寺」

■企業研修

5月は、マネジメント、リーダーシップ、マーケティング戦略に関する研修を実施しました。

新任管理職の受講者に、新しく管理職になった気持ちを尋ねると、多い順に、「責任が重い」「何をしてよいかわからない」「さみしい」といった声があがりました。

責任の重さは、頭ではわかっていたものの、いざ就任すると肌で感じるものです。何をしてよいかわからないというのは、管理職の職務がわからないことと、新しい部署に着任したばかりで仕事内容がわからないことの2つがあります。さみしいというのは、経営側に立つことで、職場メンバーと心理的距離が広がったからです。

こうしたネガティブな声が6~7割を占める一方で、「成長のチャンス」「いろいろ学べる」「大きな仕事ができる」というポジティブな声もあがり、各人の置かれた状況やパーソナリティによって気持ちに違いがありました。

いずれにせよ、管理職同士で気持ちを共有することは貴重な機会になったようです。

マーケティング戦略研修では、私が作成した架空企業のケースを使用しました。一般的な事例文のほか、経済新聞風、ビジネス雑誌風に仕立てたものを用意しました。

これらのケースは、会社勤めのころから休日にコツコツ作ったものですが、事業を営むようになり本格的に使用できるのは格別です。時代とお客様にあわせて修正を加えながら、長く使用し続けていければと思います。

■商品開発

5月は、管理者や職場リーダーを対象とした、「マネジメント知識・思考テスト」を開発しました。

マニアックな設問をつくり、「難しくて答えられないよー!」と自分でつっこみを入れることもありましたが、背景理論と現場感覚のバランスを意識して難易度を調整しました。

今後は、実用化にむけて調整を行います。リリース後は、研修前・後の測定ツールとして、研修中の学習ツールとして利用していただきたいと思います。

■旅

5月は、浜松の龍潭寺へ旅しました。井伊家の菩提寺で、NHK大河ドラマ「女城主直虎」の舞台です。大河ブームの中、観光客でにぎわっていましたが、もとは山あいにある静寂が似合うお寺です。

また、地方都市の出張では、帰りの列車まで時間があったため、旧市長公舎を見学しました。明治初期の、市長が他の地域からやってくる時代、この公舎で土地を知り、人を知り、市の将来について構想を練ったことでしょう。

kaeru-sensei

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斎田真一(かえる先生)

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