Sサイズの偶然

■Sサイズの偶然

偶然の出会いには、LMSのサイズがあると思います。

私にとってLサイズは、遠く離れた南国で一期一会の出会いだったはずが、1ヶ月もたたないうちに都内で偶然再会。あまりにも突然のことで言葉もなく、「あ~~、あ~~」と指さすばかりでした(笑)

そして今日。Sサイズの偶然が。

新幹線での日帰り出張。出張先でたまたま入ったレストランの入り口に「歓迎〇〇御一行様」の看板が。なんとなく目に飛び込んできた文字には、なんと私の出身中学校の名前が書かれているじゃありませんか。私の自宅からはるか遠く、私の母校からも遠い場所で。

しかも、「さっきの新幹線で、ふる里や母校に思いを馳せていたところだったのに!」といえばカッコイイのですが、快適な車内でウトウトと、ふる里の夢を見ていました。

だけど、後輩君たちの姿は見えず、私もお客様と一緒だったので名残惜しいけどスルーすることに。

出張の用件も済み、そのまま忘れていた記憶が、帰りの車中でふとしたことからよみがえります。あれは本当に夢だったのだろうか…。心のなかでつぶやくうちに、いてもたってもいられなくなり、ネットで検索してみると、母校のブログがリアルタイムに投稿されています。それによると、たしかに3年生が修学旅行であの場所に来ていました。

Sサイズのささやかな感動につつまれていればいいのに、現実的な性分の私は、「ネットって偶然の出会いを確信に変える便利ツールだろうけど、夢と現に決着をつける味気ないものだな」と皮肉ってみました。

それならばネットなど使わねばいいのに、というツッコミは脇に置いといて。

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

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斎田真一(かえる先生)

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