職場リーダーのための「創造的問題解決研修」

■独創的で実現性のある問題解決のために

職場リーダーのための「創造的問題解決研修」を受講した皆さん、研修おつかれさまでした。

「盛り上がったけど疲れた~」という声は本音でしょう。「心地よい疲れだけどね」と笑いながら教室を去る姿を見送りながら、「その笑顔も心地よい疲れも、現場の糧になるはずですよ。糧にしてくださいね」とつぶやいていました。いや大きく声に出していました(笑)

今回の研修では、(分析型問題解決ではなく)創造的な問題解決に焦点を当て、創造的思考とアイデア発想の技術を高めたうえで、独創的で実現性のある解決策を立案するトレーニングを行いました。

<※研修プログラム> (左)1日目、(右)2日目

151002標準提案書(創造的課題解決研修)1   151002標準提案書(創造的課題解決研修)2

最初はなかなか解決策を発案できなかったものの、発散思考と発散技法を学び、地道なトレーニングを繰り返すうちに、多角的に数多く発案できるようになりました。

また、実現性を高める場面においても、最初は5W1Hぐらいしか生み出せなかった観点も、空間的・時間的な着想から、役職別や時間別などの観点も利用できるようになりました。

自由連想法(特に正規のブレインストーミング法)と、強制連想法(特にチェックリスト法とマトリックス法)の、洗練された美しさと、現場活用の有用性を実感できたのは、大きな財産だと思いますよ。

■今後の啓発点

今後は、次の点を強化すると、さらに良くなることでしょう。

  1. アイデア発想を阻害する要因(個人的要因と組織的要因)をよく理解して、職場において阻害要因が発生しないよう率先して取り組む
  2. アイデア発想の基本はブレインストーミング法(自由連想法)なので、正規のやり方を職場にも展開する
  3. 自由連想法ではアイデアが生まれにくいときは強制連想法が有効なので、チェックリスト法等を活用してアイデアをひねり出すこと
  4. 発散したアイデアについて、様々な角度からまとめてみたり、様々なシミュレーションを行うことで、分類を数多くつくる
  5. 新奇的で独創的なアイデアが生まれても、分類すると概念(キーワード)が一般用語に陥りがちなので、概念の用語ばかりに気を取られるのではなく、アイデアの一つひとつにも着目する(要するに、尖がったアイデアを埋もれさせない。尖がった人物を埋もれさせないことにも通じる)
■皆さまの活躍を応援しています。

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

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斎田真一(かえる先生)

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