意識調査「良い管理職とは」

株式会社トレイクでは、新任管理者に対して、「良い管理職に求められる役割行動」について意識調査を行いました。

150712

結果は、「リーダーシップ」が12名トップで、「状況把握」「コミュニケーション」「職場活性」が各7名で続いています。内訳をみると、リーダーシップでは「責任」と「判断・決断」が各3名、状況把握では「部下理解」が4名、職場活性では「風通しの良さ」が4名でした。

このことから、良い管理職とは、”リーダーとして適切な判断・決断を行い責任を全うするために、部下の理解につとめるとともに、コミュニケーションを良くして風通しの良い雰囲気をつくる”というイメージを抱いていることがうかがえます。

一方、「目標管理」をあげた方は少なく、「問題解決」にいたってはゼロです。このことから、”業績追求よりも、メンバーに対する配慮や活用”を重要視していることがうかがえます。

他方、「指導・育成」をあげる方がほとんどいないのが気になります。

管理職として着任間もないため、各メンバーの能力・意欲を把握しきれていないことが考えられますが、過去の上司に効果的な指導を受けた経験が無いことや、管理職以外のメンバー(係長等)が指導・育成する規範ができていることも考えられます。管理職が直接指導するのか、メンバーが自ら学ぶ環境づくり(間接指導)に力を注ぐかは別にせよ、指導・育成の意識がもう少し高くても良いのではないでしょうか。

なお、この調査にはありませんが、ベテラン管理職や上級管理職ほど、良い管理職とは”業績志向が強い”と考える傾向にあります。新任管理職は着任間もないため、人間関係の構築や職場の活性化に意識が向きがちですが、やがて業績達成要請との間でジレンマに陥ることでしょう。それが一皮むける経験につながり、太い軸をつくりあげていくことでしょう。

各項目の詳細については、研修の場で紹介したいと思います。

<調査要領>

調査期間

・2014年6~7月、2015年6~7月

調査対象

・民間企業および地方自治体の新任管理職(着任3か月以内)

・30~50代の男女 42名

調査方法

・集合調査票

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

http://www.traic.co.jp

斎田真一(かえる先生)

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