リーダー行動50の紹介 No.02「役割認識」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.02「役割認識」 ~主体性・自律性を高める~

 

 

 

■「役割認識」とは

リーダーの役割認識とは、リーダーに期待される役割を理解すること。

それぞれの立場に役目を割り当てることは、メンバーの主体性・自律性を高め、チーム活動を効率的にするために大切です。

■「役割認識」のチカラを高めるには?

1.リーダーが、自分の役割を理解している
  • 組織で定められたリーダーの役割定義を確認する
  • 上司が期待する役割も聞き出す
  • リーダーの役割は、チームの目標達成と活性化、メンバーの育成、上司の補佐などがある
2.メンバーに、期待する役割を理解させている
  • 組織で定められたメンバーの役割定義を確認する
  • メンバーのキャリアも考慮して、メンバーに期待する役割を示す
  • メンバーの役割をもとに仕事を与え、指導や評価の場面でも期待する役割を理解させる
3.チームのためにできる役割を自分なりに考え出している
  • リーダー・メンバーともに、チームのためにできる役割を自分なりに考え出す
  • リーダーなら、労務管理、ハラスメント・コンプライアンス管理、上司への情報提供など
  • メンバーなら、情報提供、チームへの刺激、リーダーの補佐など

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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■関連リンク

・書籍

『つくってみよう!自分流リーダーシップ』の発売について

・調査

「リーダー行動50についての調査と考察(1)」

「リーダー行動50についての調査と考察(2)

「問題発見・解決力の調査と考察(1)~」

「困難な状況を切り拓くリーダー行動の調査と考察(1)~」

・研修

「職場リーダーのための職場活性化トレーニング」

「”マネジメント見えるカード”を使った研修」

 

リーダー行動50の紹介 No.01「信念」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


「信念」 ~考え・行動に一貫性を生む~

 

 

 

■「信念」とは

信念とは、その人が正しいと信じている大切な考えで、意思決定のより所となるもの。

リーダーの信念がしっかりしていると、考えや行動に一貫性が生まれ、フォロワーからの信頼を蓄積しやすくなります。リーダーは、大切な価値観や考え方を持ち、信念にもとづいて意思決定して、信念を磨き続けます。

 

■「信念」のチカラを高めるには?

1.大切な価値観や考え方を持っている

  • 次の点から自分なりの価値観や考え方を身につける
  • <例>自分の経験、優れたリーダーの観察、良い理論との出会いから

2.自分の信念にもとづいて意思決定している

  • 信念が無い、もしくは信念にもとづかずに意思決定すると、迷いが生じる
  • 自分の信念にもどづいて演繹的に意思決定するマインドと思考力を身につける
  • 事実・データをまじえて関係者を説得する

3.信念を磨き続けている

  • 多くの場合、意思決定には良否が伴う
  • 信念をもとに行動したら、そこから教訓を得て、信念に磨きをかける

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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■関連リンク

・書籍

『つくってみよう!自分流リーダーシップ』の発売について

・調査

「リーダー行動50についての調査と考察(1)」

「リーダー行動50についての調査と考察(2)

「問題発見・解決力の調査と考察(1)~」

「困難な状況を切り拓くリーダー行動の調査と考察(1)~」

・研修

「職場リーダーのための職場活性化トレーニング」

「”マネジメント見えるカード”を使った研修」

 

新年(2020年)のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、次世代経営リーダー・管理職・職場リーダーを対象にした「研修」「コンサルティング」「診断・学習ツール」などを提供し、学びと成長を支援いたしました。

今年も、スタッフで力を合わせて、プログラムに磨きをかけてまいります。

また、情報技術の進展に合わせて、研修や診断・学習ツールの「デジタル化」と「エビデンス重視」を進化させます。

さらに、働き方改革の広がりに合わせて、「社内の働きやすい環境の整備」を行います。

そして 東京オリンピック・パラリンピックを、皆で応援したいと思います。

「男子は生涯一事をなせば足る」(秋山好古)は、選ぶこと・注ぎ込むことを精神的な側面から教えてくれています。

でも…

その「一事」がなかなか見つかりません。

仕事から学び、人から学び、遊びから学び、暮らしから学ぶ。

あとから振り返ってみたとき、「学んできたこと、歩んできた道が”一事”へとつながっていたな」と思えるよう、「多事」「小事」を、一つひとつ丁寧に実践したいと思います。

本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

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~学びをトレーニングして前へいく~

株式会社トレイク

代表取締役 斎田真一

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ひと月終えて(2019年08月)

■社史を楽しみに

8月は、社歴の長い会社で仕事をする機会がありました。

会社が長く存続しつづけることは、純粋にすごいことですね。

その歩みをまとめた社史の刊行物は、創業者の想いや従業員の苦労と情熱が凝縮されており、読んでいて楽しくなります。

根っから教育屋の私としては、その社史を物語風に脚色できないか?そして理念浸透や経営戦略の学習教材にできないか?と考えてしまいます。「ただ読んで楽しめばいいのに」とあきれる仲間をよそめに。

■教育は伸びしろの大きい中堅・若手社員から

社歴が長くても、社員教育の歴史は浅いという会社も少なくありません。

そのような会社から、「どの層から教育をはじめるべきか?」と相談を受けたとき、私は Read more

ひと月終えて(2019年06月)

<かえる先生>

さて、部屋の書類をちょっと片付けるよー、洗濯物の干し方を少し変えるよー。

<ありさんたち>

それぐらいならいいよー。やるよー。できたよー。

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■小さな改善から

6月は、新任管理者に対するマネジメント研修・リーダーシップ研修を実施したり、職場活動を支援したりしました。

新しい職場で管理者としての歩みを始める方の多くは、まだ職場の状況を的確に把握できるほどの情報が集まっておらず、メンバーのとの関係も十分構築されていないことから、いきなり職場の重大な課題を形成したり解決したりすることができません。

多くの方が、職場の現状を把握することに力を注ぎ、小さな問題を発見して改善に努めます。

ある管理者は、 Read more

ひと月終えて(2019年05月)

<あめんぼマネージャー>

ヒト・モノ・カネ・技術ない。時間ない…。

<かえる先生>

その通りですね。でも増えないんでしょ?じゃあどうしましょうか。


■管理者としての悩み

5月は 新任を中心とする管理者研修を担当いたしました。

管理者としての悩みを聞いたところ、 どの組織にも共通して言えるのは、業務量が増える一方で、人材を確保できない。 ベテランの退職に対して人材の育成が進まないことです。あげく、時間外労働を抑制されていることもあり、 Read more

ひと月終えて(2019年04月)

<かえる先生>

今年の新入社員は、良い意味で真面目ですね~

<育成担当のアメンボさん>

そうですか!それは良かった!!

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■真面目な新入社員像

4月は、新入社員向けの研修を各地で実施させていただきました。

管理者や職場リーダー向けが中心の私にとって、新入社員向けの研修は、この時期だけの風物詩といえます。

毎年実感するのは、「今年の新入社員は真面目ですね」という言葉の曖昧さと無責任さです。

かくいう私もつい使ってしまうのですが、真面目とはどのような状態なのだろう…と、言葉にした後に自問自答します。

「真面目ですね」と言われる新入社員の人物像は、 Read more

ひと月終えて(2019年03月)

気温の上下が激しく、桜の木が花を咲かせるべきか迷っています。

ここでは、2019年3月の活動を振り返ります。

*写真は、城跡の桜

■研修

3月は別れの春、巣立ちの春。

数年にわたって私の研修を受講してくれた受講者とも、お別れのときがきました。

基本的なビジネススキルからマネジメントスキルまで、講義で理解を深め、難しい演習も積極果敢に挑戦してくれました。

主体性や自律性が高まり、たくましくなったように感じます。 Read more

リーダー行動50についての調査と考察(2)

■はじめに

私ども、株式会社トレイクでは、管理者・職場リーダーに必要な「50のリーダー行動」について、「診断ツール」を開発して調査を行いました。

調査対象は2つ。

①キーパーソン自身のリーダー行動(キーパーソンにとっての自己診断)
②キーパーソンからみた上司=管理者のリーダー行動(キーパーソンによる他者診断)

この調査の結果と考察を、シリーズで紹介します。

*初めから読む(第1回へ)

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■第2回

第2回は、キーパーソンと管理者について、それぞれ、リーダー行動の強みと弱みを考えます。

■キーパーソンの上位20項目

分野別では、「影響をあたえる」が多く(11項目)が最多で、「事をなす」(5項目)および「人をいかす」(4項目)を上回っています。

さらに、上位10項目に絞り込むと、 Read more

ひと月終えて(2019年02月)

遅い雪解け。解けてしまえば忘れてしまったようなものでしょうか。

ここでは、2019年2月の活動を振り返ります。

*写真は、上から眺める小樽運河

■企業研修

2月は、複数の企業で、ワークショップ形式の年間会合を終えました。

長年担当しているお客様のところでは、試行錯誤の末、研修プログラムは安定してきました。ただ、参加者の実践力をみると、私自身、いろいろと反省すべき点があります。

今後、プログラムの見直したり、実践力を高める仕組みを作ったりして、もっとお役に立ちたいと思います。

また、2月は新しいお客様の研修も担当しました。新しいお客様とのお仕事は、 Read more

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