リーダー行動50の紹介 No.50「コンプライアンスの遵守」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.50「コンプライアンスの遵守」 ~守り、追求する~

 

 

 

■「コンプライアンスの遵守」とは

コンプライアンスの遵守とは、法令を守り、組織のルールに従い、高い倫理観を追求すること。
組織は、社会の良き一員として、法令を守り、倫理的な考え・行動を追求するコンプライアンスの遵守が大切です。リーダーは、法令やルールに違反しない仕組みをつくり、高い倫理観をもって物事を判断して、チームでコンプライアンスの遵守を徹底させます。

■「コンプライアンスの遵守」のチカラを高めるには?

1.法令やルールに違反しない仕組みをつくっている

  • 違反しない仕組みとして、例えば、法令やルールについての業務点検を行う
  • 点検項目を決め、リーダーが率先して点検を行い、メンバーにも自主点検させる
  • 相互チェックや二重チェック、ひとつの業務を二人に担当させ、故意・過失の違反を防ぐ

2.高い倫理観をもって物事を判断している

  • どちらも正しいと思える選択肢の中から結論を選ぶ場合、高い倫理観をもって判断する
  • 高い倫理観をもつためには、定説を知り、実践と内省を繰り返し、真理を探る
  • 上司など他の実践家にも相談し、自分の考えとの違いを見つけ、倫理観をすり合わせる

3.チームでコンプライアンスの遵守を徹底している

  • 会議や朝礼などの場で、コンプライアンスの遵守を繰り返し訴える
  • 事例学習会を行い、不祥事が起きる要因を仕事・仕組み・風土・心理などの面から考える
  • リーダーが率先してコンプライアンスを遵守し、チームで価値観を共有する

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リーダー行動50の紹介 No.49「多様性の受容」

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No.49「多様性の受容」 ~尊重そして生産性と創造性の向上に~

 

 

 

■「多様性の受容」とは

多様性の受容とは、メンバー間の様々な違いを、認識・尊重して、うまく活用すること。
多様性とはダイバーシティ(diversity)ともいわれ、うまく受けいれ、活用して、チームの生産性と創造性を高めます。リーダーは、メンバーの様々な違いを受けいれ、メンバー同士が違いを受けいれあうようにさせて、違いを積極的に活用します。

■「多様性の受容」のチカラを高めるには?

1.リーダーとしてメンバーの様々な違いを受けいれている

  • 多様性には、身体的特徴など識別しやすいものと、価値観など識別しにくいものがある
  • リーダーは、こうした違いがあることを認識・尊重したうえで、公平に接する
  • さらに、リーダーは、適切な仕事を割り当て、能力向上の機会提供に努める

2.メンバー同士が様々な違いを受けいれあっている

  • 様々な違いを持つメンバーの対話を増やし、特徴を認め合い補い合う方法を一緒に考える
  • 我慢したり協力したりする約束事を決め、守ったメンバーを称賛する仕組みをつくる
  • 違いを受けいれてきたら、仕組みづくりから自主的に協力し合う風土づくりへと移行する

3.メンバーの様々な違いを積極的に活用している

  • まず、メンバーの不足する点を補うサポート体制を整え、補完関係をつくる
  • 次に、メンバーの知識・経験を集め、新しいアイデアを創造する相乗効果へと発展させる
  • ミーティングでは、批判厳禁、実現性は後にして、自由奔放にアイデアを出してもらう

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リーダー行動50の紹介 No.48「意識改革」

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No.48「意識改革」 ~理想と現状と探究心をもって取り組む~

 

 

 

■「意識改革」とは

意識改革とは、これまでの考え方や取り組み姿勢を、良い方向へと変えること。
人の意識は簡単には変わりませんが、改革できれば大きなエネルギーになります。リーダーは、人の意識についての理想と現状と探究心を持ち、メンバーの意識を把握し、高めるべき意識を重点化して、適切な方法で変えます。

■「意識改革」のチカラを高めるには?

1.メンバーの意識を把握している

  • 意識は何かの反応となり現れるので、メンバーの発言・態度・行動を観察して意識を探る
  • 反応が現れにくいなら、新しい仕事を与えたり新しいメンバーと組ませて刺激を与える
  • メンバーの反応に対して理由を問い、その中から潜在的な意識を探る

2.高めるべき意識を重点化している

  • 意識をあれこれ変えようとすると皆疲弊するため、高めるべき意識を重点化する
  • 重点化する意識は、問題意識(問題はないか)、危機意識(放置するとさらに悪くなる)
  • 当事者意識(自分たちの責任ととらえ自分たちで解決を図る)も重点化する

3.適切な方法で意識を変えている

  • リーダーが直接的に働きかける意識改革法は、価値観の共有・指導・仕組みづくりなど
  • 間接的に働きかける意識改革法は、キーパーソンの活用、他部門やお客様の声の利用など
  • メンバーの、孤立するのは嫌だ、称賛されたいという欲求を刺激する意識改革法も有効

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リーダー行動50の紹介 No.47「相乗効果」

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No.47「相乗効果」 ~生産性を高め変革の種にする~

 

 

 

■「相乗効果」とは

相乗効果とは、メンバーが知識・経験を出しあい、チームで新しいノウハウに生まれ変わること。
不足する能力を補い合う助け合いは、能力の総和にしかなりません。総和を超えるためには、相乗効果が必要です。リーダーは、メンバーに知識・経験を紹介してもらい、うまく取りまとめて、新しいノウハウに生まれ変わらせます。

■「相乗効果」のチカラを高めるには?

1.メンバーが知識・経験を紹介しあっている

  • メンバーが知識・経験を安心して出すことができる仕組みや雰囲気をつくる
  • 知識を保護するルールをつくり、小さな経験も奨励し、リーダーが率先して紹介する
  • 出しあった知識・経験がどう役立っているかをフィードバックする

2.知識・経験をうまく取りまとめている

  • 知識・経験が数多く出されたら、取りまとめたり、優れたものを選択したりする
  • ボードを使い、似たものを分類し、共通事項から本質を探り、全体を眺めて意味づける
  • すぐに使えるアイデアと磨けば使えるアイデアに区別し、小さな合意形成を繰り返す

3.チームで新しいノウハウに生まれ変わっている

  • 知識・経験を出しあい、取りまとめたら、チームの新しいノウハウに生まれ変わらせる
  • そのためには、実行・試行し、失敗・成功体験を積み、新しいノウハウとして蓄積する
  • ノウハウは、目に見える形で蓄積し、積極的に活用して、改良を加える

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リーダー行動50の紹介 No.46「助け合い」

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No.46「助け合い」 ~足りないものを補い合う~

 

 

 

■「助け合い」とは

助け合いとは、メンバーの能力や資源などをもち寄って、補い合うこと。
能力が0.5 のメンバーに1.5 のメンバーを合わせて2.0 になるように、助け合いは不足する知識・経験・労働力・物品・予算などを補い合います。リーダーは、助け合う雰囲気をつくり、メンバーの助け合う能力を向上させ、助け合いを効率的に進めます。

■「助け合い」のチカラを高めるには?

1.チームに助け合う雰囲気をつくっている

  • 助け合う雰囲気をつくるには、チームの目的を達成するために助け合いが必要と説明する
  • 困ったときはお互いさまと説き続け、助け合いを奨励し、感謝と素直さを大切にさせる
  • 表彰制度をつくり、助けたメンバーを称賛し、リーダーが率先して模範を示す

2.メンバーの助け合える能力を向上させている

  • 助け合いにはメンバーの知識・技能の向上が必要。まず、多能工化を見すえたOJTを行う
  • 次に、他者と交流する場をつくり、成果発表会を開催し、他の業務にも関心を持たせる
  • そして、業務の交互交流やジョブローテーションを行う

3.チームで助け合いを効率的に進めている

  • 助け合いを効率的に進めるためには、まず、「何を重点的に助け合うか」を定める
  • 次に、「誰の、何の能力・資源を補うか」を見極める
  • そのうえで、助ける側を動機づけ、助けられる側も素直に積極的に受け入れるよう促う

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リーダー行動50の紹介 No.45「働きやすい環境づくり」

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No.45「働きやすい環境づくり」 ~安心して働ける~

 

 

 

■「働きやすい環境づくり」とは

働きやすい環境づくりとは、安心して働くことができ、個人とチームが活性化する状況をつくること。
働きやすい職場環境づくりが実現すると、メンバーが職場に愛着を持ち、チームが活性化して、生産性の向上にもつながります。リーダーは、チームの生産性と職場環境の関係を把握し、職場環境の良い点・良くない点をつかみ、職場環境を計画的に改善します。

■「働きやすい環境づくり」のチカラを高めるには?

1.チームの生産性と職場環境の関係を把握している

  • 心理学者のクルト・レヴィンは『場の理論(field theory)』で次を提唱した
  • 行動(B)の結果は人の能力・意欲(P)と環境(E)に関係する【B=f(P・E)】
  • これを用い、チーム生産性(B)をメンバーの能力・意欲(P)と職場環境(E)から把握

2.職場環境の良い点・良くない点をつかんでいる

  • 職場環境(E)に影響を与える次の2つの観点から、良い点・良くない点を見つける
  • ①物理的空間……職場の広さとレイアウト、照明、空調、休憩場所
  • ②仕事の成り立ち……仕事の中身、割り当て、仕組み、雰囲気、メンバーの能力・意欲

3.職場環境を計画的に改善している

  • 職場環境の改善には、すぐ工夫できることと、予算・時間を確保して取り組むことがある
  • まず、すぐ工夫できることを見つけ、メンバーを参画させて、職場への愛着を高めさせる
  • その間に、予算や時間を確保し、次の段階で本格的な改善に取り組む

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リーダー行動50の紹介 No.44「雰囲気づくり」

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No.44「雰囲気づくり」 ~チームに良い影響を与える~

 

 

 

■「雰囲気づくり」とは

雰囲気づくりとは、チームの中で自然につくり出される空気をうまくコントロールすること。
チームの雰囲気とは、メンバーが情報や気持ちでつながる見えない気分のことで、チーム活動の様々な面に影響します。リーダーは、雰囲気を敏感に感じとり、率先して良い雰囲気をつくる一方で、メンバーが自主的に雰囲気を良くするように仕掛けます。

■「雰囲気づくり」のチカラを高めるには?

1.チームの雰囲気を敏感に感じとっている

  • リーダーは、チームの中に、気づかい・感謝・称賛の気持ちがあるかを感じとる
  • コミュニケーションの質や量、メンバー間の協力姿勢、相互作用についても観察する
  • 雰囲気は目に見えないので、過去と現在のチーム状態を比較し、良否を相対的に判断する

2.リーダーが率先して良い雰囲気をつくっている

  • リーダーが、率先してメンバーとのコミュニケーションを増やし、協力姿勢を示す
  • 信賞必罰・率先垂範などの姿を見せることで、暗黙の規範をつくる
  • 会話スペースや定例ミーティングをつくり、少人数で誰もが発言できる環境をつくる

3.メンバーが自主的に雰囲気を良くするように仕掛けている

  • メンバーが自由に発言し合える機会をつくり、活発な意見交換やアイデアを奨励する
  • あえて挑戦的な課題を与え、力を合わせて困難を乗り越えさせる
  • チームの雰囲気が変化し始めたら、早すぎず・遅すぎず、さらに良くするための手を打つ

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リーダー行動50の紹介 No.43「チームの約束事」

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No.43「チームの約束事」 ~チームワーク良く活動する~

 

 

 

■「チームの約束事」とは

チームの約束事とは、メンバー全員が大切にしたいことや、守るべきこと。
チームワーク良く活動するためには、チームにふさわしい約束事をつくり、守ることが大切です。リーダーは、チームが大切にしたい「行動指針」、メンバー全員が守るべき「行動規範」を明らかにして、浸透させます。
■「チームの約束事」のチカラを高めるには?

1.チームが大切にしたいことを明らかにしている

  • チームが大切にしたいことを表す「行動指針」は使命やビジョンを具体化したものにする
  • リーダーの思いやメンバーのニーズも反映させる
  • 行動指針がたくさんある場合は、2~3個に重点化する

2.メンバー全員が守るべきことを明らかにしている

  • メンバー全員が守るべきことを表す「行動規範」も使命やビジョンを具体化したものに
  • コンプライアンスの遵守も反映させる
  • 行動規範に照らして、メンバーの行動の善し悪しを判断する

3.チームの約束事をメンバーに浸透させている

  • 行動指針・行動規範をメンバーに浸透させるため、わかりやすく印象に残る言葉で描く
  • 行動指針・行動規範は朝礼・会議・指導などで折に触れて説明する
  • 守ったときは褒め、守らないときは是正させることで、暗黙の判断基準ができ浸透できる

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リーダー行動50の紹介 No.42「目的共有」

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No.42「目的共有」 ~貢献意欲を引き出し協働を促進する~

 

 

 

■「目的共有」とは

目的共有とは、チームの力を結集するため、魅力的な目的を、メンバーの中で共有すること。
メンバーが貢献意欲を高め、皆で協働するためには、チームの使命・ビジョンなどの目的を共有することが第一歩です。リーダーは、チームの目的を掲げ、わかりやすく説明し、メンバーに浸透させます。
■「目的共有」のチカラを高めるには?

1.力を結集するチームの目的がある

  • メンバーの心と資源をひとつにまとめるチームの目的として「使命」「ビジョン」がある
  • 使命は、貢献対象(誰)、貢献内容(価値)、貢献方法(資源・手段)で表す
  • ビジョンは、努力することで到達できる2~3年後の将来像をいう

2.チームの目的をわかりやすく説明している

  • リーダーは、チームの目的を、自分の言葉でメンバーへわかりやすく説明する
  • 取り巻く状況やメンバーに期待することも伝えることで、メンバーの理解を促進させる
  • スローガンやイラストをまじえるのも効果的

3.チームの目的がメンバーに浸透されている

  • チームの目的は、説明して終わりではなく、メンバーが理解・納得して行動に移す必要が
  • そのためには、チームの目的づくりにメンバーを参画させ、目的の意味を語りあう
  • メンバーの数が多い場合は、小集団ごとの目的も考え、チーム全体の目的と整合をとる

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リーダー行動50の紹介 No.41「キャリア開発の支援」

■はじめに

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No.41「キャリア開発の支援」 ~育成に将来キャリアを~

 

 

 

■「キャリア開発の支援」とは

キャリア開発の支援とは、メンバーが主体的に自分のキャリアを考えるように促し、実現に向けて支援すること。
働く人のニーズが多様化するなか、メンバーのキャリアにもとづく育成が大切になってきました。リーダーは、メンバーにキャリアを主体的に考えさせ、メンバーのキャリアビジョンを把握して、経験の場を提供します。
■「キャリア開発の支援」のチカラを高めるには?

1.メンバーにキャリアを主体的に考えさせている

  • まず、次の2つの軸から、キャリアを考える大切さを伝える
  • 過去・現在・未来の時間軸と、メンバーを取り巻く人や仕事の広がりの空間軸
  • さらに、リーダーの経験を語り、知識を授け、ロールモデルを紹介し、刺激を与える

2.メンバーのキャリアビジョンを把握している

  • 期首・期中・期末の面談などで、メンバーのキャリアビジョンを聞く
  • キャリアビジョンが定まっていないメンバーへは、気持ちや考えを引き出し、助言する
  • 一覧表に整理し、どのメンバーに、いつ、何の経験をさせるかを考える基礎資料にする

3.キャリアビジョンの実現に向けて経験の場を提供している

  • メンバーのキャリアビジョンにかなう仕事を与え、能力や経験に応じて自由裁量を与える
  • メンバーの創意工夫を見守り、一皮むける経験にさせる
  • 一緒に経験を振り返り達成感・成長感を抱かせ、さらに今後希望する仕事内容を確認する

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