業務システムのプロジェクト・リーダー

私たちトレイクでは、誰でも発揮できる「等身大のリーダーシップ」について、事例とポイントを紹介しています。

■プロジェクト・リーダーに

その方は、従業員200名ほどの電子部品製造会社にある経営管理部・業務管理課の係長級です。

経営管理部長は、業務を効率化しようと、業務システムの導入を検討していました。

システムの探索を任されていたその方は、部長に候補となるシステムを提案したところ、システム選定から導入までのプロジェクト・リーダーを任されることになりました。

情報システムは専門外ですが、 Read more

小売店の店長

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■カネで説得できない

ある小売店の店長。

新しく着任した店の売上は前年比85%まで落ち込んでいました。トップからは前年比110%にしろと厳命が下ります。とんでもない数値で、嫌がらせだと思いました。

目標を達成したら金銭のインセンティブをもらえますが、カネをもらってもイヤだと思う。カネをもらう姿を想像すると自分が卑しくなります。

店長は考えます。

店員にカネで説得できない。自分と同じく卑しさを感じる者もいるだろう。しかし、カネで生きるためのモノが買える。生活を豊かにするためのモノ・コトが買える。要はカネは媒介なのだ。

店長:「なあ、もしカネがもらえたら何につかう?」

店員:「服を買いたい」、「うまいものを食べたい」、「家族を旅行に連れていきたい」

カネを介して得られる価値をイメージさせることに成功しました。

■間髪入れず施策を示す

このタイミングで売上拡大にむけたリーダー行動を断行します。

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ユニコーン

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■残された時間

ひとりのエキスパートであり、親方でもあります。

刺すような挑戦的な目。周りをおびえさせる刺々しい言葉。手に宿る無数の傷跡と深いしわ。

職人として親方として、どれくらいの折り合いをつけてきたのでしょう。

残された時間を知り、どのような気持ちが交錯しているのでしょう。

■生きる執着や愛と悲しみ

映画『ブレードランナー』(1982年公開)では、地球外で奴隷として過酷な労働を強いられた人造人間”レプリカント”が登場し、地球に戻り反乱を引き起こします。

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等身大の破壊者

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■とりあえず

部下のレベルの低さ、上司の無能さ、組織の壁と制度の壁、あげく組織風土までを罵り、「だから、”とりあえず”管理者の補佐を行っています」と臆せず言う。

無味乾燥なその人の言葉は、誰も寄せ付けない固い殻のようです。

実際、その後は貝のように口を閉ざします。

「とりあえずって?」と問いたげなメンバーを無視して、心と耳に蓋をします。

そのくせ、二枚貝の隙間から苦汁がにじんでいます。

汁を舐めると「自分に構って欲しい」という味がします。

苦いのか。甘いのか。

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生花配送部門の課長

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■皆そしらぬ顔

そのリーダーは、生花販売業の配送課長。

配送部門では、年末になると、本業の配送業務の他に生花を販売するノルマが課せられる。ある年の販売目標は前年比120%。厳しい数字だと思いながらも、課長として投げ出すわけにいかない。

ミーティングで目標を示し、メンバーに奮起を促した。

数字を聞いたメンバーは最初から諦め顔だ。「完売出来なくても給料が下がるわけでない」「配送業務の邪魔になるだけ」「なぜ自分たちが販売まで行わなくてはならないのか」と後ろ向きな言葉ばかり口をつく。 Read more

助産師外来の開設プロジェクト・リーダー

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■助産師外来の開設プロジェクト・リーダー

病院の産婦人科病棟で助産師として勤務するその方は、助産師外来の開設に向けたプロジェクトチームのリーダーとなりました。

プロジェクトチームの初会合。メンバーから不満と不安の声があがります。

「本来業務で忙しいのに…」

「どうせ掛け声倒れだろう…」

「一体何をすればいいのか…」

リーダーとしての初仕事は、後ろ向きな発言を笑顔で受けとめ、メンバーと夜を徹して本音で語り合うことでした。「自分達が大切にしたいことは何か」「新設する外来は誰に何の価値を提供すべきか」について。

「誰に何の価値を提供するか」を決めるということは、自分たちのアイデンティティを規定することになるため、自然と話し合いに力がこもります。 Read more

きっかけがリーダーシップを育てる

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■リーダーシップ研修のグループワークで

人前で話すことが苦手なその方は、積極的に発言することはなかった。作業が始まってもただ座っていることしかできませんでした。

しかし、目の前には、黒いマジックと白紙の模造紙が。とっさに「何かしなくては」という気持ちが強まり、「書記をやります」と自分でも驚くほど大きな声で手をあげました。 Read more