リーダー行動50の紹介 No.45「働きやすい環境づくり」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.45「働きやすい環境づくり」 ~安心して働ける~

 

 

 

■「働きやすい環境づくり」とは

働きやすい環境づくりとは、安心して働くことができ、個人とチームが活性化する状況をつくること。
働きやすい職場環境づくりが実現すると、メンバーが職場に愛着を持ち、チームが活性化して、生産性の向上にもつながります。リーダーは、チームの生産性と職場環境の関係を把握し、職場環境の良い点・良くない点をつかみ、職場環境を計画的に改善します。

■「働きやすい環境づくり」のチカラを高めるには?

1.チームの生産性と職場環境の関係を把握している

  • 心理学者のクルト・レヴィンは『場の理論(field theory)』で次を提唱した
  • 行動(B)の結果は人の能力・意欲(P)と環境(E)に関係する【B=f(P・E)】
  • これを用い、チーム生産性(B)をメンバーの能力・意欲(P)と職場環境(E)から把握

2.職場環境の良い点・良くない点をつかんでいる

  • 職場環境(E)に影響を与える次の2つの観点から、良い点・良くない点を見つける
  • ①物理的空間……職場の広さとレイアウト、照明、空調、休憩場所
  • ②仕事の成り立ち……仕事の中身、割り当て、仕組み、雰囲気、メンバーの能力・意欲

3.職場環境を計画的に改善している

  • 職場環境の改善には、すぐ工夫できることと、予算・時間を確保して取り組むことがある
  • まず、すぐ工夫できることを見つけ、メンバーを参画させて、職場への愛着を高めさせる
  • その間に、予算や時間を確保し、次の段階で本格的な改善に取り組む

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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