リーダー行動50の紹介 No.13「質問」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.13「質問」 ~情報を収集したり気づきを与える~

 

 

 

■「質問」とは

質問とは、情報を収集するために尋ねることや、気づきを与えるために問いを発すること。
情報を的確に収集したり、相手に気づきを与えたりするためには、効果的な質問が大切です。リーダーは、質問の目的を明確にして、質問する内容や順番を考え、相手の考えを広げたり深めたりする体系的な質問を行います。

 

■「質問」のチカラを高めるには?

1.質問の目的が明確である

  • 目的が定まらない質問は迷走し時間のロスに。興味本位の質問は相手に不信感を抱かせる
  • 質問の目的を明確にする(例:情報収集のため、メンバーに気づきを与えるため)
  • 質問前に、目的を説明すると、的確な情報・答えを得やすくなる

2.質問する内容や順番が適切である

  • 質問の内容にモレがあると手戻りが生じる。質問の順番を間違えると質問が重複する
  • 質問の内容と順番を工夫する(例:全体から部分、時系列で、本題から、本題以外から)
  • 順番や内容は、質問の目的や相手のタイプに合わせて変化させる

3.相手の考えを広げたり深めたりする質問をする

  • 重要ではない原因を、いきなり「なぜ?なぜ?」と深掘りしても非効率
  • まず、「他には?」と考えを広げさせる。その後、「どれ?」と考えを絞り込ませる
  • 最後に、絞り込んだことについて、「なぜ?」「具体的には?」と考えを深めさせる

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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■関連リンク

・書籍

『つくってみよう!自分流リーダーシップ』の発売について

・調査

「リーダー行動50についての調査と考察(1)」

「リーダー行動50についての調査と考察(2)

「問題発見・解決力の調査と考察(1)~」

「困難な状況を切り拓くリーダー行動の調査と考察(1)~」

・研修

「職場リーダーのための職場活性化トレーニング」

「”マネジメント見えるカード”を使った研修」