リーダー行動50の紹介 No.11「説得」

■はじめに

私ども株式会社トレイクでは、管理者や職場リーダーに必要な50の行動(リーダー行動50)を提唱し、管理者・リーダーシップ向けの研修やマネジメント力に関する診断・テストなどを通じて、リーダー行動の強化を支援しています。ここでは「リーダー行動50」を一つずつ紹介します。


No.11「説得」 ~相手の意思を尊重しつつ相手を変える~

 

 

 

■「説得」とは

説得とは、相手の自由意思を尊重しつつ、こちらが望む通りに相手の行動を変える働きかけのこと。
利害が対立する場合、こちらが望んだ通りに行動してもらうために、説得を試みます。リーダーは、説得する目標と計画を立て、相手の自由意思を尊重しつつ、粘り強く説得します。

 

■「説得」のチカラを高めるには?

1.説得する目標と計画を立てている

  • 説得前は「誰に、いつまでに、どんな行動をしてもらいたいか」といった目標を設定する
  • 「どの場面で、どのような働きかけをするか」といった説得の行動計画も立案する
  • 目標には余裕をもち、計画も柔軟に変更する

2.相手の自由意思を尊重している

  • 相手には相手なりのものの見方・考え方がある
  • 説得に従うか否かの選択権は相手にあることを認識し、相手の自由意思を尊重する
  • 決定や行動を強要するのではなく、前提となるものの見方・考え方を変えるようにする

3.粘り強く説得している

  • 相手が拒絶したら粘り強く説得する。相手の言い分をよく聞き、こちらの話し方を変える
  • ときには、外堀を埋めるように周囲から変える
  • 誠実な態度、あきらめない姿勢や情熱が伝わり、相手の心を動かす場合もある

kaeru-sensei

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株式会社トレイク(TRAIC.Ltd)

斎田真一(かえる先生)

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■関連リンク

・書籍

『つくってみよう!自分流リーダーシップ』の発売について

・調査

「リーダー行動50についての調査と考察(1)」

「リーダー行動50についての調査と考察(2)

「問題発見・解決力の調査と考察(1)~」

「困難な状況を切り拓くリーダー行動の調査と考察(1)~」

・研修

「職場リーダーのための職場活性化トレーニング」

「”マネジメント見えるカード”を使った研修」